俳優の舘ひろし、津川雅彦、釈由美子らが12日、神奈川・緑山スタジオで行われた土曜時代劇『隠密八百八町』（NHK総合）の会見に出席した。舘から「ほっといても色っぽい」と絶賛された釈は、お礼とばかりに舘の耳元で囁くサービス。突然の展開に、あっけに取られる報道陣を前に、舘は「さっき、たまに耳元で“バカ…”と囁いてとお願いしてたんです。でも、まさかここ（会見中）でとは…。嬉しいやら、嫌な汗をかいた」と赤面しながら脂汗を拭った。

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　来年元旦に放送される正月時代劇『隠密秘帖』（主人公・神谷庄左衛門）の連作で、その34年後を描いた同作。庄左衛門の息子・又十郎（舘）を中心に結成された「隠密組」が、江戸八百八町を舞台に、悪事を暴き、華麗に阻止していく人情活劇が展開される。

　2006年放送の大河ドラマ『功名が辻』以来の時代劇出演で、正月時代劇の主人公と共に主演で2役に挑む舘は「（脚本の）金子（成人）先生の台本がしっかりしてるので、台本に沿っていけば大丈夫。細かい所では、津川さんに目を光らせてもらっているので」と充実の笑み。禁煙中での演技の感想を聞かれると「全然平気ですね。疲れ方は一緒だけど、立ち直りが早い」と笑いが止まらなかった。

　同作が時代劇初出演となる釈は「艶っぽく、色気が出せるように頑張りたい」と抱負を語るとともに「又十郎さんに“ホの字”になる役なので、舘さんに感じるドキドキ感を生かせたら・・・」。これを受けて舘は「どんどん金子先生には、そういう（恋愛）シーンを書いて欲しい。袖の下から渡してでも、お願いしたい」と鼻の下を伸ばしていた。

　会見には共演者でドラマ初出演となる宝海大空も登壇した。正月時代劇『隠密秘帖』はNHK総合にて来年元旦午後7時20分より放送。土曜時代劇『隠密八百八町』は来年1月8日より毎週土曜午後7時30分よりスタート（連続9回）。

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