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　歌手で女優の島谷ひとみ（29）が4年連続で主演を務めるミュージカル『赤毛のアン』の東京公演が24日、新宿文化センターで初日を迎えた。開演前、取材に応じた島谷は主人公アン・シャーリー像が「より明確になってきた。ステージを楽しむ余裕も出てきました」と成長を実感。9月4日に節目となる30歳の誕生日を前に「こうしていい汗をかきながら、30代を迎えられることは幸せ」と充実感に満ちた表情で話した。

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　舞台は、プロの役者と市民が同じステージに立てる公演として知られており、2001年より毎年オーディションを実施。今年は地方公演の出演者91名、全国公演の出演者6名の計97名が晴れの舞台の切符をつかんだ。24、25日の2日間行われる東京公演では、同地区のオーディションで選ばれた13名が出演する。

　島谷は今後も「できる限りかわいいアン・シャーリーを演じ続けていきたい」とアン役への思い入れもひとしお。トレードマークの三つ編みは常に自分で編んでいるといい「自分でやると『今日もやるぞ！』という気分になりますね」とゲンを担いでいると明かした。

　同公演と出会い、ミュージカルの魅力を体感できたことは大きな財産となった。「いろいろなことにチャレンジして、吸収できた年代ですね」と20代を振り返った島谷は、30代に向け「それらを消化しつつ深く掘っていきたい」と力を込めていた。