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　女優・渡辺奈緒子が13日、都内で行われた初主演映画『nude』（小沼雄一監督、9月18日公開）の完成披露試写会で舞台あいさつに登壇。同作は、今年6月に引退したAV業界を足がかりに、女優への道を切り開いたセクシーアイドル・みひろの自伝的小説の映画化。先輩女優役で出演しているみひろ本人も登壇し「目が素敵。吸い込まれちゃう感じでした」と渡辺演じる“みひろ”に合格点を出した。渡辺も「全部見透かされているような、みひろさんの目に引き込まれてしまって、もっと人物像を掘り下げて表現しようと改めて思いました」と応え、「二人で褒め合っちゃったね」と笑いながらうなずきあった。

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　同作で注目されるのは、主人公がアダルトビデオの撮影をしている時のシーン。大勢のスタッフに囲まれて男優と絡む芝居は、渡辺にとって初めての経験だったが、小沼監督と現場で「嘘をつかない約束した」と体当たりで臨んだという。その“絡み”の撮影で、小沼監督は必要以上に現場にスタッフを集め、「その中でやってみろ」と渡辺を突き放したことがあったという。渡辺は「戸惑いましたし、大勢の人が見られている中でのAVシーン…それが監督の愛情だとわかってはいたが、酷いと思っていた」と恨み節も飛び出したが、「監督の演出は間違いなかった」と完成した作品に自信ものぞかせた。

　この6月にAV界を引退し、本格的に女優として活動を始めたみひろは「小説は2年かかって書き上げたもので、その時、マネージャーらと漫画や映画になったらすごいよね、と話していたことが本当になって、思い描いていた夢がかなって心の底から嬉しかった」と話した。

　映画『nude』は9月18日（土）より東京・シネマート新宿、10月より大阪・シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開。

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