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　お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、今年1月より日本で公開された映画『Dr.パルナサスの鏡』（テリー・ギリアム監督）のDVD & Blu-ray（7月2日発売）の発売告知CMの監督に初挑戦したことがわかった。太田は同CM制作を足がかりにして、長編映画の監督という夢の実現に向けて一歩踏み出す。

　同作は、『ダークナイト』で米アカデミー賞助演男優賞を受賞したヒース・レジャーの遺作。撮影中に亡くなったヒースの後を継いで、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの３人が代役を務め、同じ役を演じ分けるという奇想天外な設定が大きな話題になった。

　今年1月23日より日本で公開され、10億円の興行成績を残した。その際、かねてより太田がギリアム監督を敬愛していることもあり、プロモーション協力、CMナレーションを務めたのが爆笑問題。パッケージ販売においても協力を求められ、太田がCMディレクターとして制作に携わることになった。

　完成したCMを見たギリアム監督は「ブラボー！素晴らしいCMだ。『Dr.パルナサスの鏡』の心をよくつかんでいるよ。ありがとう。今度は君が映画を作る番だよ。僕も感動するような映画を頼むよ。頑張れよ！」と合格点をつけた。

　CMのキャッチコピーは、『世界を救うのはイマジネーション』。CMのラストカットは太田光の発案で、ギリアム監督の笑い顔を挿入、5月にロンドンで新撮した。太田は「あの天才テリー・ギリアムの映像を素材に、自由に切ったり貼ったり出来るというのは、誰もが天才画家になれる魔法の絵の具で絵を描くようなもの。最高の贅沢だった。監督からのメッセージは宝物。とても勇気づけられた」とコメントしている。

　CMは7月2日の発売日近辺に放送予定。また『Dr.パルナサスの鏡』公式サイト及び爆笑問題の所属事務所『タイタン』の公式サイトでも公開される。

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