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得票数が昨年の10倍!SKE48、研究生も躍進!! 総選挙結果にみるAKB48の未来像

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 アイドルグループ・AKB48が9日、ファン投票で8月発売の17thシングルを歌う“選抜メンバー”上位21人を決定する「第2回選抜総選挙」の開票イベントを東京・JCBホールで行った。昨年2位の大島優子が3万1448票を獲得し、見事1位を獲得。昨年の1位で、今年も初日速報、中間発表と常にトップだった前田敦子は3万851票となり、597票差で2位に陥落する衝撃の“政権交代”となった。さらに、昨年の第1回総選挙で29位から今回11位となった姉妹グループ・SKE48の松井玲奈、同じく15位から10位になった松井珠理奈など、大幅なランクアップを実現させたメンバーの涙の告白と順位変動に、ファンたちは一喜一憂。そんなドラマティックな選挙結果から見えてくるAKB48の未来像に肉薄する。

AKB48(写真は先日行われた総選挙の模様) (C)ORICON DD inc. 

AKB48(写真は先日行われた総選挙の模様) (C)ORICON DD inc. 

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 今総選挙の最大の特徴は、AKB48がこの1年で大躍進を遂げ、昨年は4,630票で前田が1位を実現したのに対して、今回1位の大島は、3万1448票と6.7倍になった点。さらに前回の1位から30位は合計で約4万票に対し、今回は40位までの発表となり、1位から40位は、約38万票と、有効投票数そのものが約10倍となった。一方、前回は1位の前田が4630票に対し、前回30位の松原夏海は1050票獲得しており、1位と30位の票差は4倍。だが、今回は1位の大島は3万1448票で、40位の石黒貴己は1603票と、票差は19倍となった。今回の選挙投票券が付いたシングル「ポニーテールとシュシュ」が5月26日に発売され、発売1週目で51.3万枚を売上げるなど、ファンの裾野の広がりが浮き彫りになった。

 また、前回は30位内にSKE48からチームSの珠理奈が19位、玲奈が29位に入ったのみだったが、今回はSKE48勢が大幅ランクインし、劇的なドラマを生んだ。13歳の若きSKE48のエース・珠理奈は、初日速報18位、中間15位から、最終10位という5ランク上げるジャンプアップを実現。「次回総選挙があればこの結果よりももっともっと上を目指してがんばりたい」とさらに向上心を見せた。一方、玲奈は昨年の順位には「満足していない」と宣言し、今回は初日速報が8位で以降、中間10位、最終11位となったが、「『1番が取りたい』ではなくて、『お前が1位になれ』と言われるような素敵な人になりたい」と宣言。SKE48を引っ張るW松井の“JRコンビ”がわずか86票差で10位と11位となった。さらに、同チームSの大矢真那が24位にランクイン。現場ファンの支持は、高いながらもSKE48のメジャーデビューシングル「青空片思い」の選抜にも漏れてしまった彼女は、中間27位の1,217票から最終24位で4,634票を獲得。中間から最終までに積んだ得票率の差は3.81倍と全メンバー中最大の票の増加幅となった。

 また、同チームSの矢神久美が38位 、チームKIIから唯一ランクインした高柳明音が35位と躍進。これは前回の総選挙では票にならなかったSKE48公式モバイルサイトからの得票が功を奏したが、常々「ダンススキルはAKB48よりSKE48の方が上」といわれるSKE48の今後の飛躍を裏付けるものとなりそうだ。「青空片思い」はオリコン週間初登場3位を記録し、7月7日発売の次のシングルのランキングも注目だ。

 さらに、前回は入らなかったAKB48研究生からも、28位に島崎遥香、36位に山内鈴蘭、40位に石黒貴己がランクイン。研究生が行う「研究生公演」は、ダンスもまだまだ未成熟で不器用だが、それゆえ毎回確実な進歩があり、ファンは“アイドル育成ゲーム”を現実に楽しめるような雰囲気が魅力なのだという。現在の研究生はバラエティ番組『有吉AKB共和国』(TBS系)にレギュラー出演しており、温泉レポートや、突撃取材なども敢行して話題となり、AKB48劇場に来たことがないファンにも支持され始めている。

 大島は1位を獲得し、「AKB48が日本一のアイドルグループになるよう努めます」と宣言。だが、大島は今年で22歳、さらに10位内では、篠田麻里子が24歳、前田敦子、板野友美高橋みなみ柏木由紀が春に高校を卒業して今年19歳、小嶋陽菜も22歳、宮澤佐江が20歳と、“制服”をメイン衣装とするAKB48としては、主力メンバーが制服が現役ではなくなってしまった。“日本一のアイドルグループ”をキープするには、“世代交代”は必要不可欠で、AKB48総出演のドラマ『マジすか学園』(テレビ東京系)でも、珠理奈が語った「世代交代は近いぜ!」が反響を呼んだ。そんな中で訪れた若いメンバーが多いSKE48の躍進とAKB48研究生の急成長。現在の主力メンバーと若手が切磋琢磨し合うことで、新たなエネルギーを生み出しつつ“世代交代”を果たしていけば、AKB48のトップアイドルとしての地位は盤石だ。


◆オフィシャルブログ ノースリーブス渡り廊下走り隊


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