■そのほかの最新写真ニュース一覧はこちら

　沖縄・宜野湾市で開催中の『第2回沖縄国際映画祭』最終日の28日、レッドカーペットイベントの大トリとして、お笑い芸人の木村祐一による第2回監督作品『ワラライフ!!』のキャストが登場。木村監督、村上純（しずる）、香椎由宇、田畑智子、鈴木杏樹らがゆっくりと歩を進めるレッドカーペット沿いには人垣が幾重にもでき、黄色い歓声が飛び交った。同作が映画初出演で初主演の村上は「感無量。池田は何をしているのかな……」と相方の不在を気にしながら、神妙な面持ちでレッドカーペットを歩いた。

【写真】その他の写真を見る

　昨年の長編映画監督デビュー作『ニセ札』に続き、2年連続で新作映画を引っさげ、同映画祭に参加した木村監督は「すごく誇りに思っています。自信作です」と胸を張った。上映前の舞台あいさつでは「家族の思い出といっても、5人家族だったら5通りの思い出がある。その中の1つの目線で描くことで、自分の話が半分くらい入っているのですが、自分の人生を楽しんでくれたらいいなと思って作りました」と作品に込めた思いを語った。

　鈴木は「木村監督のことが前々から尊敬申し上げ、大好きで、仕事でご一緒できて、すごく幸せ」と笑顔。香椎は「手際よく撮影が進んで早く帰れた。そんな現場初めてでした」と木村監督の手腕を絶賛した。主演の村上も「クランクイン初日は緊張したが、充実した映画になりました」と満足げに話した。また、「沖縄に来ただけでテンションが上がる」と言っていた田畑は、「泡盛。大好き。今夜飲みます」と酒豪らしいコメントで会場を笑わせた。

　同作の撮影は昨年12月に行われ、鈴木は共演した吉川晃司から「寒い時は、体に力を入れろ、アドバイスを受けて、みんなで血圧を上げて本番に臨みました」。木村監督は寒さを感じさせない画作りに自信を見せたが、「虫は寒さで弱っていてNGだらけ。虫と子供によく怒っていました」と苦笑いしていた。

　東京でひとり暮らしをしている主人公・修一（村上）は、彼女・まり（香椎）との結婚に向けて2人で住む部屋を探している。そんな折、修一の実家も引っ越すことになった。実家は北関東のとある街にあり、靴職人の父（吉川晃司）と専業主婦の母（鈴木）、2つ上の姉（田畑）、5歳離れた弟が住んでいる。生まれ育った家から荷物が運び出されていくのを見ながら修一はいろいろなことを思い出していく。

◆『第2回沖縄国際映画祭』特集
⇒安室奈美恵がサプライズで登場！ 豪華レッドカーペットフォトギャラリー
⇒注目の作品がズラリ！ 上映作品を一覧表でチェック
⇒『第2回沖縄国際映画祭』関連ニュース一覧