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西田敏行、『釣りバカ』興行中に異例の洋画作品PR

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 俳優の西田敏行が3日、クリント・イーストウッド監督の米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントに登壇した。西田が自身の出演作品以外でPRイベントに参加するのは初めてで、しかも主演映画『釣りバカ日誌20 ファイナル』が興行中という状況下では極めて異例のこと。西田はかねてからイーストウッド監督と作品のファンで、一足先に同作を鑑賞したところ、「真っ直ぐで純粋で熱いものを感じた」とイベントへの出演を決めたという。「(出演俳優の)マット・デイモンは俺の教えた通り、よくやってくれた」と冗談を交えつつ、「人間とは素晴らしい。いつかこの世界から戦火が消える日がくるという希望を与えてくれた」と熱弁をふるい、節分の日にちなんだ豆まきで同作のヒットを祈願した。

米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントに登壇した西田敏行 

米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントに登壇した西田敏行 

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 同作は『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者たち』など、4度のオスカー受賞を誇るイーストウッド監督の記念すべき第30作目。1995年のラグビー・ワールドカップで南アフリカチームが奇跡の初優勝を成し遂げた実話を映画化した。初の黒人大統領として南アフリカ大統領に就任したネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が、ラグビー・ナショナル・チームのキャプテン、フランソワ・ピナール(マット・デイモン)とともに、スポーツを通して、国民の心を“ひとつ”にしようとした様子が描かれる。

 イベントには西田と親交がある写真家の浅井愼平も登壇し、熱いトークを交わした。浅井が「衆参両議員に正装して観てもらいたい映画。どれだけ人に差ができるものか、志の深さ、その重さを知って欲しい」と辛辣な感想を述べれば、西田も「沖縄の基地問題もイーストウッド監督ならうまくまとめてくれるかもしれない」と時事問題に触れた。一方で、大の阪神ファンの西田はスポーツで感動した思い出を「1985年に阪神が21年ぶりに優勝したとき、神宮球場の3塁側で知らないおじさんとマウス・トゥ・マウスでキスしていた」と目を潤ませながら話し、会場の笑いを誘っていた。

 映画『インビクタス/負けざる者たち』は2月5日(金)より全国公開。

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 西田敏行

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  • 米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントに登壇した西田敏行 
  • 米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントの模様(左から西田敏行、浅井愼平) 
  • 米映画『インビクタス/負けざる者たち』の試写会イベントに登壇した浅井愼平 

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