映画『ほしのふるまち』は06〜08年に『週刊ヤングサンデー』(小学館)で連載された原秀則の同名青春漫画が原作。富山県氷見市を舞台に、「人は誰でも輝ける場所がある」という普遍的なメッセージを、主人公の高校生・恒太郎の苦悩と成長を通して描き、自分と向き合い、前向きに生きる勇気を与える「世界で一番優しい“再生” ラブストーリー」として人気を得ている作品だ。
今回のオーディションには、県内外から約800通もの応募が集まり、書類審査を通過した46人が面接審査に参加した。映画『ほしのふるまち』の川野浩司監督や、芸能プロダクション。レプロ エンタテインメントの堀田昌志らが演技や歌などを審査。1次を通過した14人が最終審査に臨んだ。審査の結果、富山県出身の稲場きさらさん(9歳)、河内美澪さん(15歳)、樋口瑞姫さん(16歳)、押田栞さん(17歳)ら4人の映画出演が決定した。
映画出演が決まった稲場さんは「楽しく演技したい」と笑顔。押田さんと河内さんは「原作のイメージを大切に表現したい」「明るい自分らしさを出せたら」と意欲を語った。同じく富山県を舞台にした映画『劔岳 点の記』への出演経験もある樋口さんは「監督の話を聞き、もっと演技の勉強がしたい」と話した。
さらに今回のオーディションでは、長谷川京子、新垣結衣が所属する芸能プロダクション・レプロ エンタテインメントとの交渉権が得られる「レプロ エンタテインメント賞」も設けられ、松田梨沙さん(16歳)が選ばれた。松田さんは「女優やモデルなど幅広い活動をするのが夢」と目を輝かせていた。
富山県では30日に開催されたイベント「ほしのふるまち前夜祭」で、石井隆一知事や、物語の中心となる氷見市の堂故市長が映画の全面支援を宣言。製作支援委員会の発足も発表された。原作漫画を読み込んでいる石井知事は「さわやかな青春をテーマに、氷見の美しい自然や人間関係が描かれている」と評し、「映画とタイアップして富山の魅力をPRしたい。全面的にバックアップする」と述べた。堂故市長は「若者だけでなく全国の人に共感される作品に」と希望し、「映画化を機に市民のもてなしの心を磨きたい」と語った。映画『ほしのふるまち』は4月からクランクイン予定で、2011年春に全国で公開予定だ。
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2010/02/01