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　来月13日開幕のバンクーバー冬季五輪・女子フィギュアスケート日本代表の鈴木明子選手が、レゲエ歌手・Metisの新曲「キミに出会えてよかった」（2月3日発売）のミュージックビデオで“女優デビュー”することが21日、わかった。摂食障害で一時は選手生命のピンチに陥っていた2年前、「母賛歌」を偶然耳にしたことから感銘を受けた鈴木選手は、自身の応援ソングとも言える同曲のビデオ撮影に「競技とはまた違った緊張がありました。近い将来、生歌でリンクを滑りたい！」と、自身の出演作品持参で戦地に乗り込み、五輪制覇にも意欲満々。Metisも現地で応援したいと、スケジュールを調整中だ。

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　大学時代に摂食障害に悩まされ、一時は体重が30キロ台にまで激減した鈴木選手だが、体力が回復してきた頃に偶然出会ったのがMetisの「母賛歌」だった。鈴木選手はアスリートとしての気持ちを支えてくれるこの楽曲「母賛歌」をかけながらリンクで練習するようになり、そんな姿を見た関係者がMetisサイドと連絡を取って2人を引き合わせた。同じ誕生日（3月28日）に生まれ、しかも1歳違い。2人は定期的に食事をするだけでなく、お互いのライブや試合を見に行く関係となり、精神的な支えとなっていった。

　鈴木選手が友情出演”した音楽ビデオの収録は、昨年6月に行われた。新たなスタートを切る人々やアスリートを応援するために作られた楽曲の、サビの部分に登場する。氷上ではなく、陸地で大きく腕を振りながら熱演する鈴木選手がMetisに変わっていく…というシーンは“ビデオの見所”でもあり、鈴木選手は「メティちゃんに出会えて良かった！」と、“表現者”として貴重な経験ができたことに感謝している様子。

　一方のMetisは、「本当に貴重な映像のミュージックビデオになりました。（鈴木選手は）とてもいい表情をしていて、輝いている。そしまた、共に力を分け合う仲間でもあります。2人の思い出になりましたし、オリンピックも頑張ってほしい！」と、五輪出場を決めた鈴木選手にエールを贈った。

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