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　今月10日に老衰のため亡くなった俳優・森繁久彌さんの葬儀・告別式が20日、東京・青山葬儀所で営まれている。祭壇には、遺影のほか演劇界で初の受賞者となった文化勲章の賞状および勲記が置かれ、天皇陛下から祭粢料（さいしりょう）を拝領した。

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　遺影には、2003年5月9日に行われたCD「望郷詩集」の発表記者会見で撮影されたものが使用され、金屏風をバックに優しく微笑む姿が印象的となっている。祭壇には生前、森繁さんが赤や黄色を好んだことから、バラやかすみ草といった洋花が飾られ、式場内には故人の功績を称えるべく、告別式には珍しいレッドカーペットが敷かれた。午前11時の時点では約700名が参列しており、俳優の里見浩太朗、中村玉緒、黒柳徹子をはじめ、小泉純一郎元首相らの姿も見られている。

　法名は慈願院釋浄海（じがんいんしゃくじょうかい）。ファン向けのお別れ会は同日後2時30分より営まれる。


　森繁久彌