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明日のアニメ界で活躍するアーティストを発掘する目的で、07年からアニマックスとJ:COMの協力で始まったコンテスト『全日本アニソングランプリ』。第1回(応募総数1792組)優勝の喜多修平、第2回(応募総数3186組)優勝のHIMEKA(カトリーヌ・セント・オンジュ)は、それぞれアニメソングでデビューを果たしている。そして今年の第3回、過去最高の応募総数6570組を勝ち抜き優勝を果たしたのが、秋田県出身の27歳・佐咲紗花だ。
これまでいくつかのオーディションに挑戦したが結果は出なかったという。「そのころはメンタルが弱かったし、20歳ぐらいのときに一度諦めてた時期があるんです」。しかし24歳のころに再び夢へのチャレンジを始める。「友達とカラオケでアニソンを歌っていると“やっぱり紗花はアニソンだよね”って言ってもらったり、年齢を重ねて表現力がついて、アニソンならではの気持ちの込め方も出来るようになって自信がついてきたので、“やり切ってから諦めよう”と思って再チャレンジを始めました」
デビュー曲『星彩のRipieno』は佐咲自身の作詞だが、そこにも夢を諦めなかった経験を織り込んでいる。「最初、作詞をするときに原作を読んで、あまりにもその世界観が面白く、入り込み過ぎてしまって。“これキャラソンじゃないから。佐咲紗花のデビュー曲として、アニメを知らない人にも感動を与えられるものじゃなきゃダメだから”と言われまして。そこで27歳のデビューで年齢的にもハードルがあるなかで、希望を捨てないで生き残っていきたいという自分の気持ちを込めました。“Ripieno”は“独奏”の対義語の“総奏”という意味の音楽用語なんですけど、“少しずつ”の夢や気持ちを集めて大きなものにしていけたら、という意味も込めています」
TVアニメの主題歌でデビューは決定したが、「まだ秋田で働いているので、毎週末にレコーディングや取材で、行ったり来たりがすごいです」と笑う佐咲。目指しているのは、アニメ界で活躍する奥井雅美のような“姉御肌”のアーティストだ。「10代の人が優勝するようなコンテストで、こんな年なのに拾ってくださって感謝しています(笑)。だからといって伸びしろがないのではなく、息の長いアーティストになりたいと思っていますので、暖かい目で見守ってください」と決意を語った。
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2009/11/16