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　俳優・竹中直人の6作目の監督作品となる『山形スクリーム』の完成披露試写会が23日、都内で行われ、主演女優の成海璃子ら主要キャスト陣が舞台あいさつを行った。同作は山形県のヘンテコな村・御釈ヶ部（おしゃかべ）村を舞台に、女子高生と落ち武者ゾンビが繰り広げる戦いを描いたホラーコメディ。昨年7月より山形県内で行われた撮影について、成海は「AKIRAさん（EXILE）の頭から“煙”が出ていてびっくりした」と振り返り、猛暑との戦いであったことを明かした。

　照りつける太陽と照明の熱で頭が焦げたのかと思いきや、実際は「汗が蒸発した湯気だった」とAKIRA。山形は豪雪地帯のイメージがある一方で、春夏はフェーン現象により猛暑が発生することでも知られる土地柄で、過去に74年間破られなかった国内最高気温の記録を持っているほど。そんな猛暑の中、落ち武者の甲冑を身につけて撮影に臨んだ沢村一樹は「竹中監督のわがままに耐えた」とブラックジョークで会場を笑わせた。

　舞台あいさつに続いて、同作の音楽を手がけた栗コーダーカルテットが登場し、劇中歌「ボンネットバス」の演奏に竹中監督が口笛で参加するセッションを披露。「緊張したり、笑ったりするとうまく吹けないのよ〜」と恐縮していた竹中監督だったが、会場からはそのパフォーマンスに、自然と手拍子が沸き起こっていた。

　なお、舞台あいさつにはほかにマイコも出席した。映画『山形スクリーム』は8月1日（土）より全国公開。

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