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塚地武雅、ブサイク魂をかけたブサイク演技に挑戦!?

 見た目がブサイクなことにコンプレックスをもつ主人公が、ハンサムになれる全身スーツを着て変身するファンタジーコメディ映画『ハンサム★スーツ』。その変身前の主人公を演じるのが、俳優としても大活躍中のお笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅。今回の起用に「ブサイクキャラバンに受かったようなもんですから、これはブサイク冥利につきるというか、ブサイク・ソウルの名にかけてブサイク演技を見事にブサイクにやってやろうじゃないか」と胸を張る。

(C)2008『ハンサム★スーツ』製作委員会 

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――ブサイクな役として出演オファーを受けたのですか?

映画のお話があるということで、台本の準備稿をいただいたとき、役名ではなく、ブサイクな定食屋亭主役・塚地武雅って書いてあったんです。これまでにもモテない役はやってきていますけど、いまだかつて「ブサイクな」ってそこで書いてある台本は初めて見ました。ストーリーのなかで「コイツ、モテないんだな」ってわかるのではなく、いきなりブサイクですから。

――世のブサイク代表に選ばれた?

もうビックリしましたね。言っちゃう? 言うっちゃうのこれ? って。でもブサイクなのは認めていますし、お笑い芸人を13年やってブサイクとしての貫禄も出てきたというか、ブサイクといわれるのにも免疫がついてきた頃でしたんで、ブサイク代表として映画に出られるということは、知らず知らずのうちにブサイク・オーディションに受かっている、選ばれしブサイクということじゃないですか。年に一度のブサイクキャラバンに受かったようなもんですから、これはブサイク冥利につきるというか、それだったら僕にやらせてもらおうと。ブサイク魂、ブサイク・プライドというんですかね、そういうの持っていますから、ブサイク・ソウルの名にかけてブサイク演技を見事にブサイクにやってやろうじゃないかと思いました。




(C)2008『ハンサム★スーツ』製作委員会

――ブサイクな役を演じるための役作りは?

一切いらなかったですね。今まで培ってきた僕の人生の投影で主人公の琢郎は構成されていますので。違うところといえば、琢郎は料理がうまい、友達が多いってところですかね。それ以外の卑屈なところや、女のコに対しての怖さだったり、自分の見た目にコンプレックスをもっているところとか全部同じです。

――でも琢郎は心のハンサムな人物ですよね。

そういう意味ではちょっと違うかな……僕は心が超汚いですから。やらしいことばっかり考えていますし(笑)。

――琢郎に共感するところは?

すべてなんですけど……。映画のなかで、北川景子ちゃん演じる寛子に琢郎が告白してフラれるんですけど、その後しばらくして寛子から「告白されてうれしかったんです」といわれて、それに対して琢郎は「慰めなんていらんよ」ってキレるシーンがあるんです。そのときは琢郎でなくて、僕自身が景子ちゃんにキレている気持ちでした。「ふざけんなよ、ブサイクをもてあそびやがって」って、勝手に景子ちゃんに超腹立っていました。

――北川さんとの『間宮兄弟』での共演では、後ろから抱きつかれるシーンもありましたが……。

あれもカットがかかった瞬間「うわー」って離れていきました……。(撮影でのいい思い出なんて)なにもないですよ。前歩いていたらひざかっくんされて、こけそうになるのみて大笑いしているヤツですので。いきなり後ろからはたかれたり、完全に下にみられていますよね。清楚とか可憐とか思っている人は大間違いですからね、アイツは。

――北川さんに伝えます。

すごいかわいらしいコでね、すばらしい女優さんだと思います。今後もまた共演させていただけたら幸せです。

――もしハンサムスーツがあったら誰になりたい?

やっぱり女性の一番人気みたいな人になりたいですよね。なおかつ世界的というところでいうと、ジョニー・デップですかね。ジョニー・デップになって公園あたりをうろついてナンパしたいです。芸人になりたてのころ、ジャンケンで負けてナンパして、最初の一声の「あのー」の時点で否定されたことがあるんです。すごく落ち込みましたし「ナンパって怖えー」って思いました。そのときのヘコんでいった気分を、一度でいいからナンパで成功して、気持ちいいって感じになりたい。そのためにはジョニー・デップしかないっていうか。「ジョニー・デップさんですか??」っていわれたいですね。


塚地武雅:PROFILE
お笑いコンビ・ドランクドラゴンでデビュー。多くのテレビバラエティ番組、ラジオ番組で活躍するほか、フジテレビ系「裸の大将〜放浪の虫が動き出したので〜」(2007年)などテレビドラマにも出演し、存在感のある演技で俳優としても高く評価される。映画初出演は『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』(2005年)。その後『間宮兄弟』(2006年)『キサラギ』(2007年)など話題作への出演が相次いでいる。
 

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