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　23ぶりに映画出演するタレントの堀ちえみが、映画の舞台となる京都・東山高校で29日（火）に行われた『色即ぜねれいしょん』の製作発表会見に出席した。リリー・フランキー、臼田あさ美らキャスト陣、田口トモロヲ監督、原作者のみうらじゅんとともに会見に挑んだ堀は、「撮影初日の前日は緊張して眠れませんでした」と久々の映画出演で高ぶる気持ちを語った。

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　『色即ぜねれいしょん』は、みうらじゅんの自伝的小説を原作にし、田口トモロヲが監督を務め映画化される。主人公の母親役を演じる堀は「実際に17歳の子供がいるんですけど、大人なのか子供なのかつかみどころがない時期。楽しそうな時期だなって思います」。2000人のなかからオーディションで主演に選ばれ、本作が映画デビューとなる渡辺大知を見ながら語った。

　一方、みうらは母校での会見で「34年前に卒業して、それ以来学校には呼ばれていないんです。高校時代は印象の薄い生徒でした（笑）」と感慨深げにコメント。『アイデン＆ティティ』に続いて監督2作目となる田口は「メールも携帯もない時代に、痛々しくも、もがき苦しんで、さわやかに生きた青年の物語です。今も昔も変わらない青春映画として普遍的なものです」。さらに撮影については「個性的でミラクルなキャストですので、僕自身も予測不能でドキドキワクワクしてます。フィルムを通して、おもしろい生命体（渡辺）を観察したいと思ってます」とアピールした。

　また、主人公の父親役で堀の夫を演じるリリーは「アットホームな現場です。みうらさんも監督も大好きなので呼んでもらって光栄です。これで呼ばれてなかったら寂しかったのでよかったです」と語り、会場をわかせた。