処女作『こぼれる』は全264ページのハードカバー。24歳の書店アルバイトの女性・雫、雫と不倫関係にある男性、そしてその妻など、登場人物それぞれの視点で丁寧に切ないラブストーリーが描き出される。年齢、性別の異なる登場人物の心理描写も、デビュー作とは思えない繊細さだ。
女優の小説デビューと言えば、本人の体験と重なることが想像されるが、「自叙伝的要素は入れず、完全フィクションで書きました」と純粋な創作物であると語り、そして「自分の感性が広がっていけばいいなと思う」と、次回作にも意欲を見せていた。
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2008/06/27