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宇宙海賊は歌手活動が好き?“地球儀芸人”ゴー☆ジャスに迫る


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 ドクロハットに貴族風衣装を身にまとい、地球儀片手に地名ネタを披露する“宇宙海賊”ことお笑いタレントのゴー☆ジャスがこのほど東京・六本木のオリコンに来社。携帯コンテンツの収録後、ORICON STYLEのインタビューに応じ、芸人としてよりも実は「アーティスト志向が強いんです」と芸人活動に及び腰になっていることを明かした。

 ポッと出の新人というわけではなく芸歴は今年で8年目に突入。アンダーグラウンド芸人として、スタイルを模索しながら地道な活動を続けきた。『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)や『リンカーン』(TBS系)をはじめ、今年から本格的に地上波ゴールデンにも顔をみせるようになったが「アンダーグラウンドの頂点にきてしまった感じですね」と自分ではメジャーになった自覚はないという。「副業のバイトも続けてますからね。後輩からは『いい加減に売れろ!』と言われるんですけど」とどこか頼りない様子も隠せない。

 実際、インタビュー中はしっかりとした口調で冷静に淡々と自分を分析するも、本筋が定まっていないようで着地点が毎回ブレてしまうところもある。そんなゴー☆ジャスも見た目の華というか、一目見たら忘れない風貌は強い。「前にライブやってるときは“出オチ”では誰にも負けないようにしよう、ということでこういう風にしたんですけど、ちょっと知られたらもうできないんで、最近はネタでインパクトを残していきたないなと真剣に考えてます」。

 宇宙海賊としては、宝探しで地球にやってきたという。「奇抜な感じは、ネタの最後に『ワケわかんねーだろ!』って言うんですけど、それの“大義名分”というか“逃げ”ですよね。最初に逃げ道ありきで、お客さんに文句を言わせないというか。言っちゃったもん勝ちですね」。あっけらかんとした理由だが、それもわからないでもない。確かに昨今のお笑いブームは消費が早く、特異なスタイルが次々と生まれていく。ネタ見せ番組もショートスタイルが主流とくれば、誰もゴー☆ジャスを否定はできない。

 開き直りと言ってしまえばそれまでだが「人のギャグをパクったとしても海賊だから『奪ったんだ』で済みますから。美味しいとこ見つけました。はい、僕は卑怯者です。でも人目が気になるタイプなんでやらないです」と謙虚である。

 地球儀を使ったネタがメインだが「理系だったので実は地理は詳しくないです。ただ宇宙海賊だから何でも知ってるんです。面倒くさくてすんません」と低姿勢を崩さない。「一応コンパクト地図帳をいつも持ってるんですけど、実際に探すのは大変ですよね。もっと早く探してオチに繋げれば面白いんでしょうけど、そういう人間味あふれるところも愛嬌ということで」。なんだか憎めないキャラクターだ。

 さて、そんなゴー☆ジャス。目指すはお笑いタレントとして冠番組のひとつやふたつといきたいところだが「デーモン小暮さんみたいになれればいいですね。コメンテーターもできるというか。あとミッチー(及川光博)が大好きだし、GLAYみたいにキャーキャー言われたい」。ふわっとした感じの目標だ。出てくる名前がすべて歌手なことには「アーティスト志向がちょっと高いのかもしれないですね」。「まぁお笑いっていうか宇宙海賊なので。職業をお笑いにするとハードルあがっちゃうし、自分でもよくわかってないんです」。海賊って便利だ。今後、ゴー☆ジャスが「君のハートに、レボリューション!」できるかが楽しみである。

 「マダガスカル!」をはじめ、ゴー☆ジャスのワケのわからない着信ムービーや着信ボイスなどは現在、携帯サイトオリコンサウンド』『オリコンスタイルで配信中。今後も動画やデコメールなど様々な不可解コンテンツを配信予定。

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