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　俳優の東山紀之、田中麗奈らが13日（火）、都内で行われた映画『山桜』の完成披露試写会に出席。劇中では相思相愛という設定ながらも、田中とはワンシーンのみの共演だったという東山は「（メール）アドレスを交換することも食事をすることも出来なかった。今回は孤独を楽しみましたね」と、ちょっぴり残念そうに語った。

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　今作は故・藤沢周平の名作時代小説を初めて映像化したもので、江戸後期の北の小国、海坂藩を舞台に繰り広げられる男と女の儚いラブストーリー。藤沢作品の大ファンだという東山は「日本人としての心の美しさ、四季の美しさを堪能出来た。観た方の人生にも反映してくれれば」と作品についての自身の想いを語った。

　時代劇初挑戦の田中は、東山との共演に「短い共演時間でしたけど、凄く良い時間を共有できました。（対面した時は）やっと巡り合えた！って嬉しく思いました」と振り返った。対する東山は、1人での撮影が多かったらしく、「撮影中は誰とも絡まないことが多かったので孤独でした。田中さんとの共演も少しだったので、アドレスの交換も食事をすることも出来なかった。今回は孤独を楽しんでましたね」と寂しそうに語り、さらに「私生活でも孤独なので、いつか何とかなりたいですね」と笑顔を振りまいていた。

　なお試写会には、その他の共演者として俳優の篠田三郎、壇ふみ、南沢奈央、主題歌を担当した歌手の一青窈が出席。

　映画『山桜』は5月31日（土）より全国公開。



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