■最新写真ニュースはこちら

　女優の森光子が8日（火）、東京・日比谷のシアタークリエで上演中の主演舞台『放浪記』の本番前に囲み取材に応じた。通算1800回以上の単独主演記録を現在も更新し続ける森は「まだまだ発見がありますし、常に新鮮な気持ちを忘れないでいたい」と前人未到の1900回公演に向けて意気込んでみせた。

　　1961年の初演以来、46年もの間公演されてきた本作は、文字通り森のライフワークといっても過言ではない作品。46年間を振り返り森は「いろいろな事がありましたけど、舞台に立つとお客さんの変わらない温かさ、優しさが伝わってきますね」と喜びを語った。

　今回の公演発表の際、本作の最大の見せ場であった森の“でんぐり返し”を万一の事故に備えて封印することを発表した事については「ある奥さまが私のでんぐり返しを真似てお医者様にかかってしまって。（体操の）オリンピック選手に憧れて少しでもその気持ちを味わいたいと思って始めたんですけど…」と残念そうに語った。

　公演前日には、かねてから親交のある俳優・堂本光一の主演舞台『SHOCK』の通算500回記念公演のお祝いに駆けつけた森。「私も年をとりました。若い光一さんに夢を賭けます」とエールを送ったという。「（光一さんからは）いつまでも一緒に怪我もなく頑張っていきましょう！ とおっしゃってくれました」と可愛い“後輩”の言葉に目を細めていた