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ヒットの兆し・カニエ・ウェスト

日本のカルチャーをふんだんにちりばめた親日家ラッパーのオリジナル3rdアルバム

 コモンのニューアルバム『ファインディング・フォーエヴァー』を全面プロデュースし、ビルボードチャート1位に導いたばかりのカリスマ・プロデューサー、カニエ・ウェストが、自身3作目のオリジナルアルバムを9月5日にUMK社よりリリースする。アルバムタイトルは、2ndアルバム発売後に宣言していたとおり『グラデュエーション』。1stアルバム『ザ・カレッジ・ドロップアウト』、2ndアルバム『レイト・レジストレーション』と続き、ようやく今作で“卒業”、予告どおりならば4thアルバム『グッド・アス・ジョブ』で “就職”する予定だ。



 約2年ぶりにリリースされる今作は、アートワーク、PVともに日本のカルチャーがふんだんにちりばめられ、親日家で知られるカニエならではの作品となっている。まず、カニエ自身が大ファンだという有名デザイナー村上隆氏がアートワークを全面プロデュース。『グラデュエーション』のジャケットは過去2作同様、クマをアイキャッチにしながらも、より一層、ポップでカラフルなデザインで、目を引くものになった。

 また、「ストロンガー」(ダフト・パンク参加)のPVも、今年初頭に来日した際に新宿で撮影したシーンがメインに。「ヨリナガク」「イマスグ」「イマオマエガヒツヨウダ」というリリックに合ったカタカナが随所で大写しになり(ストロンガーが「ストソガ」、ガンバレが「ガソバレ」といった誤表記はご愛嬌)、思わず目が釘付けになる映像となっている。

 


『グラデュエーション』
(UICD-9040)
1980円(税込)
※限定スペシャル・プライス
(UICD-6142)…通常盤
2200円(税込)
9月5日発売(日本先行)


 ユニバーサル インターナショナル宣伝部 第2宣伝グループ マネージャーの林孝宣氏は、「アートワークもPVも、日本で非常に展開しやすい内容になっているので、最大限に生かしたい。主に10代後半から20代前半のHIP-HOPファンを確実に取り込むことはもちろんのこと、今年1月下旬にTERIYAKI BOYZ(R)とのコラボシングル「I still love H.E.R. feat. KANYE WEST」(最高位12位)をミュージックステーションで披露したことによって一般層にも名前が浸透してきているので、グレーゾーンにも訴求していきたいと思います」と意気込みを語る。

 HIP-HOPファンが多い渋谷・原宿を中心に、ストリートに根ざしたプロモーションが既に展開されており、渋谷・マンハッタンボード、原宿・キャットストリートビッグボード、渋谷駅前のストリートビジョンで告知を徹底。8月下旬からの2週間は、渋谷・原宿界隈にラッピングカーを走らせる。7月下旬からスタートしているラジオ・オンエアも好調で、「ストロンガー」の評判も上々。CSでもMTVの8月度BUZZCLIPに決定し、インパクトの強いPVの大量オンエアを図っている。

 「非常にキャッチーなシングルですし、日本でも人気の高いダフト・パンクが参加しているのは心強い。アメリカでは既にビルボードチャート6位(8月25日付)まで順位を上げてきているので、その好材料を日本でも生かしていければ」と林氏。色濃く日本を打ち出している今作で来日プロモーションが実現すれば、さらなるセールスアップが期待できそうだ。


      

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