• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
オリコンニュース

ブーム再来? 盛り上がるハウス・ミュージック

ヒット作も続々登場 盛り上がりを見せるハウス・ミュージック

ハウスが再び盛り上がりを見せている。その独特の四つ打ちのリズムは、いまやポップスでも取り入れられ、クラブだけじゃなく、カフェや洋服屋などでも流れている。しかし、日本において、この音楽はどうやってそこまで発展したのか。この国におけるハウス・ミュージックの変遷を追った。



 クラブミュージックのブームは、輸入文化として日本でもはじまった。たとえばハウスと呼ばれる四つ打ち(4/4で打ち込まれる独特のリズムからこう呼ばれる)の音楽は、当時ディスコでレコードをまわしていた(そしていまも現役の)高橋透、DJノリといったDJたちが、故ラリー・レヴァンがプレイしていたNYの〈パラダイス・ガラージ〉を体験し、それを持ち帰ってきた80年代後半から動き出している。当時DJノリがいた札幌で、そのシーンは生まれた。

 そして、1989年に東京・芝浦に大型ディスコ〈ゴールド〉がオープン(現在はクローズ)したのが、ひとつの転機となる。前述のふたりのDJもプレイ、また同じく現役の木村コウ、エンマといったDJを輩出し、ハウスをはじめとしたクラブ・カルチャーの存在が広く紹介されることになる。たとえば、当時小泉今日子がアルバム『Koizumi In The House』(89年)でハウスを取り入れたことも、その広がりを裏づけている。また、91年に東京の西麻布にオープンした〈イエロー〉が、ハウス系クラブの定番としていまも営業を続けているのは、この国でハウス・ミュージックが根づいていることの証である。

 たとえばテクノにおける石野卓球やKEN ISHII、クラブ・ジャズにおけるU.F.O.、ヒップホップにおけるDJクラッシュなど、海外でその名が知られている日本人DJはいるが、ハウスでは、80年代後半に渡米し、ニューヨークでデヴィッド・モラレス、フランキー・ナックルズと共にデフ・ミックス・プロダクションズの一員として活動している富家哲、ディー・ライトのメンバーとして90年にアメリカでメジャー・デビューを果たしたテイ・トウワがいるのも、記しておかねばならない。

 現在は、そのテイ・トウワ、そしてクラブ・ジャズの畑でMONDO GROSSOを率いていた大沢伸一、Fantastic Plastic Machineこと田中知之といったDJによるパーティも、かなりの集客力を誇る。また、第3世代と呼ばれているSTUDIO APARTMENTやJazztronikも、日本のハウス・ミュージックを盛り上げている。彼らはすでに海外での評価を獲得しているし、人気もかなりのものだ。また、ラスマス・フェイバーやカスケイドといった海外勢とも連動し盛り上がりを見せている、女性にも支持されそうな四つ打ちは、“乙女ハウス”と呼ばれ人気を呼んでいるのだが、こんなネーミングからも、ハウス・ミュージックが今、ポップな音楽として受け入れられていることが伝わってくる。なお、その一方で、深いところでは、DJノブ、井上薫、FORCE OF NATUREなどなど……、たくさんの素晴らしいDJたちが、この音楽の魅力を伝えようとしているのも見逃せない。

 ジュリアーニ市長によるニューヨーク浄化政策を踏襲した石原都知事により、IDチェックが徹底され、現在、東京のクラブは10代が入れない大人の遊び場になっている。また、地方のクラブもこの動きに続いている。しかし、DJの輝かしい瞬間は、こういったクラブの現場から生まれている。
  STUDIO APARTMENT

Jazztoronik

求人特集

求人検索

 を検索