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オリコンニュース

FUNKY MONKEY ロングセールスの秘密

前作がロングセールスを続けるなか
5thシングル「ちっぽけな勇気」をリリース

 ヒップホップグループ、FUNKY MONKEY BABYSの4thシングル「Lovin’ Life」がロングセールスを更新中だ。リリース当初には在庫が品薄状態にまでなったという同作品は、すでに着うたのダウンロードが130万を超え、CDも15万枚を突破した。

 「先行の着うたが1日目にして前作までの10倍を超えていたりと、兆候はあったんです。とはいえ、それまでと変わったプロモーションは特にしていなかったので、まさかこれほどの初動があるとは……」

 そう振り返るのは、昨年1月に現宮崎県知事・東国原英夫氏の顔ジャケシングル「そのまんま東へ」でデビューした当時から、彼らの宣伝と制作を担当するドリーミュージック(DRM社)の若尾伸治プロデューサー。大型タイアップや大量スポットなど“あからさま”な仕掛けを敢えて打ってこなかったのは、彼らの人柄からくる楽曲の魅力を熟知してのことだ。

 「不良ぶってるやつ、楽天家、不思議ちゃんという、どこにでもいそうな3人組なんです。それも洗練された都市部というより、人口20万人くらいの地方都市にいるような。そんな彼らからあがってきた素直な言葉やメロディを、わざわざ違う色に染めることはしたくなかったんです。聴く層を裏切らないかたちで届ければ、間違いなく共感してもらえるという自信もありましたので」(若尾氏・以下同)

 

「ちっぽけな勇気」(5月23日発売)

 彼らの活動で特筆すべきは、そのライブ数の多さ。それもインストアはもちろん、学園祭をはじめとした中高生対象のフリーライブから、はてはショッピングモールまでと場所を選ばない。

 「彼らの強みは熱いライブ。それも“午前2時に青山のクラブで”というのではなく、もっと聴かせたい人がいる場所に押し掛けようと、普段お金を払ってライブに来れない中高生や、子育て中で夜のライブに行けない若いお母さんなどにも生で聴いてもらえる機会を作りました。中にはモールを嫌がるアーティストさんもいるでしょうが、彼らはあまりこだわりがないんです」

 ライブ後には、物販に直接出て行ってファンと会話するというのも彼ららしい。
 「マーケティングと言うほどのものではないですが、ファンが自分たちに何を期待しているのかという、生の言葉を受けとめてもらいたい。それが、次の楽曲なりアーティストとしてのあり方につながっていくんじゃないかと思っています。中高生はCDを買わないと言うけれど、100人規模のライブをやると平均80枚はCDが売れます。また、今の若い子は冷めているとか、何でもケータイで済ませるとか言われますが、ライブをやると彼らは本当はものすごく心を揺さぶられたいんだろうな、ということを感じるんですよ。それに見合うようなパフォーマンスを届けられれば、その感動を手元に置いておきたい、とCDを買っていただけるのではないかと」

 こうした積み重ねによるシングルヒットの後だけに、“強くなりたい弱虫たちへ贈る応援歌”と銘打った5thシングル「ちっぽけな勇気」にも、がぜん期待が集まっている。
 「今回も着うた先行ですが、すでにライブでもやっている曲なので、CD発売日までにサビの歌詞を覚えてくださいね、くらいの気持ちで出しています。何よりこれまで以上にみなさんに歌ってもらえる楽曲だと思うので。初めて聴いたときに浮かんできたんですよ、20代後半のサラリーマンが、チクショーって上司の悪口を言いながらお酒を飲んで、肩を組んで歌っている姿が(笑)。“自分の気持ちを代弁してる自分の歌”として受けとめてくれた方からは、きっと強く支持してもらえる曲だと信じています」

 リリース前後のライブも、今まで通りぎっしり入っている。文字どおり一人ひとりに楽曲を届けることでヒットにつなげるという、古典的かつ愚直なまでの彼らの姿勢は、ユーザーが本当に求めているものを見直すいいきっかけなのかもしれない。



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