スウェーデンが生んだスーパー・ポップグループ、ABBAのステージを完全疑似体験できるエンターテインメントショー『ABBA GOLD Greatest Hits Tour 2007 伝説のコンサート』来日公演が、14日（土）より東京国際フォーラム ホールCにてスタートした。

　ライブ用の楽曲アレンジ、衣装、振付、舞台セットからさらにはオリジナル楽器まで全てを完全再現し、これまで13ヶ国で大成功を収めている本公演。日本では元々のアーティスト人気やイベントの前評判もありチケットはソールドアウトし、年配の方が多くみられた海外公演に比べ、客層は20代から40代ぐらいと割と若めな印象。

　超満員の会場に“ABBA役”の4人が登場すると、当時を知る人はその感触を確かめるように、初見のファンは新鮮な驚きをみせつつ、会場は緩やかにヒートアップ。とりわけ認知度の高い2曲「チキチータ」「S.O.S.」（2001年のヒットドラマ『ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ』の主題歌として若年層に浸透）の演奏が始まると、イントロから大歓声があがり、最高潮に達した熱気はそのままラストナンバーまで途切れることはなかった。

　2月13日のドイツ・マンハイム公演に飛び入り参加したタレントのLiLiCoも14日夜に来場し、「（本物の）ABBAにしか見えない！」と大興奮、「向こう（ドイツ公演）に比べてびっくりするぐらいお客さんが若かった。世代を超えて本当に会場が“ひとつになる”っていうのはこういうこと」と改めて賛辞を送った。

　『ABBA GOLD』は4月22日（日）まで引き続き同所で行われる。公式サイトは『ABBA GOLD』こちら。