「千の風になって」がロングヒットを続けている秋川雅史が4月3日（火）、東京ドームで行われた巨人の本拠地開幕戦で国歌斉唱を行い、会場を歓喜の渦へといざなった。

　スポーツのセレモニーで、特に東京ドームで歌うことが憧れだったという秋川。「失敗の許されない神聖な歌。最初、国歌斉唱のお話をいただいた時、自分でいいのかと思った。けれど、自信はあった」と力強く語ったのは、国歌斉唱15分前の事。「おそらく今まで経験した中で一番多い観客ではないかと思う。“秋川のテノール”の魅力を伝えたい」と並々ならぬ思いを語った。

　国歌斉唱では「テノールだからこそ表現できる」と語っていたとおりのパフォーマンスを披露。約2分の国歌斉唱だったが、大きな会場を飲み込むかのような響きのある声量で観客を圧倒した。

　歌い終えて秋川は「すでに会場には熱気があった。その熱気が自分に伝われば伝わるほど（歌う）パワーになりました」と満足げな表情。さらに「紅白とは違うプレッシャーを感じた。今はホッとしています｣と笑みを浮かべ、その後は白熱の展開をみせた試合を観戦した。

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