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今知る、最新演歌・歌謡シーン

2006年演歌・歌謡マーケット分析


オリコン調査によれば、06年度のシングル全体の売上枚数は4537万3000枚で、前年比約2.0%減。その中で、演歌・歌謡ジャンルの作品はどれだけの実績を残せたのだろうか。非演歌ファンにまで知れわたるほどの大きなヒットも、新人のブレイクも残念ながら少なかったが、数字の上から見ても、演歌・歌謡曲は実はかなり厳しい状況に立たされているようだ。06年の売上データをもとに、まずは演歌・歌謡マーケットの現状を分析する。

売上枚数、シェアともに減少する中、健闘が光る作品も多数

 2006年度のシングルTOP200にランクインした演歌・歌謡作品の総売上枚数は270万7000枚。05年の364万枚から93万3000枚も減少し、前年比25.6%減という大幅なマイナスとなってしまった。J-POP等を含めたシングル市場全体の売上は4537万3000枚で前年比2.0%減。これと比較しても、残念ながら演歌ジャンルの落ち込みの激しさがわかる。

 シェアの推移を見てみると、04年には8.5%にまで回復していたものの、それ以後は下降傾向が続き、06年は6.0%に。
よく言われるように、発売後数ヶ月〜1年かけて少しずつ長く売れ続けるのが“演歌型”の特徴だ。また、たとえ大ヒットは少なくても、多くの歌手が確実に中ヒット・小ヒットを生み出すことで、裾野の広い安定したマーケットを形成する。以前はTOP100までだった売上枚数の計上を、オリコンは03年度よりTOP200まで拡大。演歌の小規模な売上の積み重ねが切り捨てられることも少なくなり、より実態に近い数字が反映されるようになっている。

 にもかかわらず下降傾向にあるということは、それぞれの作品が“小粒”になってきていることは否めないようだ。10万枚を突破した作品も、03年=4作、04年=6作、05年=6作だったが、06年は3作に。5万枚突破作品も、03年=11作、04年=13作、05年=14作で、06年は8作にとどまった。

 J-POPの場合、パッケージ市場が縮小傾向にあっても、それはユーザーの購入形態が着うたや音楽配信へとシフトしつつあることも要因の一つであり、音楽の需要自体はそれほど減っていないと考えられる。しかし演歌の場合、ユーザーの主な年齢層を考えると、着うたや音楽配信を積極的に利用しているとは考えにくく、売上減少の要因をそこに求めるのは難しいだろう。

 楽曲のクオリティ、プロモーション方法、違法ダビング、演歌に強いレコード店の減少など、様々な要因が考えられるが、何より、ターゲットとなるユーザーの絶対数が決まっているうえ、新しいファン層を開拓できていないことが大きいのではないだろうか。

 ランキング上位を“常連”が占めているようにも見えるが、個別の動きでみれば、活躍を見せた歌手も少なくない。5年ぶりに紅白にも出場した伍代夏子「金木犀」や、久々のデュエットソングのヒットとなった長山洋子・影山時則の「絆」、ベテランの貫禄を見せた大川栄策の「駅」などは06年の中でも印象深い作品。加えて、北川大介、上杉香緒里といった中堅歌手の健闘、さらに竹川美子、あさみちゆきら若手の台頭もあった。

 メーカー別シェアは、キングレコードが2位に上昇した他は前年とほぼ同じ順位。作詞家・作曲家・編曲家は、それぞれトップの木下龍太郎氏、弦哲也氏、前田俊明氏を含め、上位の顔ぶれはほぼ変わらない結果となった。






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