日本の伝統芸能、雅楽を今に伝える音楽家、東儀秀樹が、クリスマスイルミネーションのプロデュースを手がけることがわかった。開業4周年を迎える東京・カレッタ汐留で12月1日から25日まで開催するGO！SHIODOME Xmas 2006『Caretta OCEAN Xmas』の目玉企画で、東儀が空間演出をプロデュースするのは今回が初めて。 　昔、海だった汐留地区にちなみ、カレッタ汐留カレッタプラザの約860平方メートルのスペースに、20万球のLEDを使って大海原が出現。会場内を歩けば、波間にたたずんでいるかのような、幻想的な“光の海”の世界が体感できる。 　オーシャンブルーのイルミネーションは期間中毎日17時〜24時に点灯。さらに、18時〜22時の間は、30分毎に約10分間の音と光のショーも楽しめる。東儀が新たに書き下ろした「BLUE OCEAN」とLEDとムービングライトが連動し、光の海が変化するという。

　東儀は「光と音楽と海。いずれも人間にとっては万古不易の美しい宝物。母なる海に包まれる大きなあたたかさと夢を感じていただければ幸いです」とコメント。

　「BLUE OCEAN」は、ピアノやシンセサイザーの音に加え、雅楽の代表的な楽器で天の光を表す笙（しょう）、そして人間の声を表す篳篥（ひちりき）などで時空を超える幻想空間をあたたかく表現。クリスマスと雅楽がどのようなコラボレーションをみせるか、期待が高まる。


東儀秀樹がプロデュースするクリスマスイルミネーションのイメージ