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キムタクやオダギリジョーをもトリコにするジョニー・デップの魅力とは?

 『ユーザーが選んだ2005年 ベストムービー ランキング(主演男優編)』1位に輝き、現在公開中の『パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト』も絶好調のジョニー・デップ。その彼の魅力とは?

 ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”を壮大なスケールで映画化し、全世界で700億円を越えるメガヒットを記録した『パイレーツ・オブ・カリビアン〜呪われた海賊たち』。その続編『〜デッドマンズ・チェスト』は、全米で初日興収歴代1位、第1週興収入歴代1位、史上最速興収入1億ドルを達成。去る7/22に日本で公開され、初日2日間の興行収入で『マトリックスリローデッド』を抜き歴代1位を記録した。

 その驚異的な人気の秘密は、何と言ってもジョニー・デップ演じる“型破り”な海賊ジャック・スパロウ。いつも酔っているかのように体をユラユラ、フラフラ、黒く隈取りした目をカッと見開き、冗談とも本気とも付かないことを口にする姿はユーモラスかつ大胆不敵。製作当初、ジョニーのこの演技を見たスタジオの重役たちは「こんなヒーローなんて有り得ない!」と大激怒、「アイツを降ろせ!」という騒ぎにまでなったというが、観客にはこのトボケたキャラクターが大ウケ。「海賊モノは売れない」という映画業界の定説を覆し大ヒットを記録した。

 その後、アメリカの雑誌『ピープル』で『この世で最もセクシーな男性』に選ばれ、日本でもオダギリジョーが“憧れの俳優”としてその名を挙げたり、キムタクが『SMAP×SMAP』でジャック船長のパロディを演じたりと、世界的な人気者になったジョニー・デップだが、ここへ来るまでには長い道のりがあった。

 ジョニー・デップはネイティブ・アメリカンの血を引く家庭の4人兄弟の末っ子として生まれ、11歳でドラッグを覚え、16歳で高校をドロップアウト。ミュージシャンを目指して移り住んだL.A.で俳優になったが、注目されるのは恋愛遍歴やスキャンダルばかり。出演作も風変わりなものが多く“ハリウッドの異端児”とあだ名された。

 というのも、ジョニーはギャラや名声には全くこだわらず、どんなに大金を積まれても“自分が納得出来る作品”にしか出演しないからだ。『エドウッド』、『シザーハンズ』、『リバティーン』、『チャーリーとチョコレート工場』など、どれも“真実”と“ファンタジー”、“哀しみ”と“おかしさ”、そしてある種の毒が混在する作品や役柄で、他の俳優では成立しなかったであろう難しい題材ばかりだ。ジョニーはその端正な顔立ちにも関わらず、役のためなら、女装、コスプレ、性病患者、どんな事でもするし、予想ははるかに上回る人物像を作り上げる。

 撮影打ち切りになった映画のドキュメンタリー『ロスト・イン・ラ・マンチャ』を見ると、奇才テリー・ギリアム監督のおかしな要求に何の疑いも抱かず、何度も何度も繰り返し演技をするジョニーの姿が写っている。彼は自分をスターだとは思っていないのだ。

 素顔の彼はハリウッドの馬鹿げた派手さを嫌い、1998年に知り合ったヴァネッサ・パラディと二人の子供を愛する誠実な男だ。ハンサムな顔、個性と演技力、ファッション・センス、生き方、どれをとってもカッコイイのに、ピュアで不器用。現代では貴重となりつつある人間的魅力。人々はスクリーンを通してにじみ出るジョニーのこの“純粋さ”に惹かれるのかもしれない(内山磨魅)

★ ジョニー・デップが1位!
 『ユーザーが選んだ2005年 ベストムービー ランキング(主演男優編)』
☆ ジョニー・デップに圧倒的な支持!2006年 夏休み映画期待度ランキング
★ 『パイレーツ〜呪われた海賊たち』 2年7ヵ月ぶりに首位返り咲き!
☆ 『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』
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