俳優のトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が5日、都内で行われた映画『DIGGER/ディガー』(9日公開)の来日記者会見に出席した。クルーズは、劇中で約10分間にわたって話し続ける場面を、一続きのワンショットで撮影したことを明かした。自身のキャリアで最も長いスピーチだったというが、撮影を終えた際には「もう一度やれないの?」と監督に尋ねるほど、演じる時間を楽しんでいたという。
本作の主人公、ディガー・ロックウェルは、利益を最優先する、大金持ちで傲慢な石油採掘会社のCEO。その欲深い行動が地球滅亡の危機を引き起こし、大統領から事態の収拾を命じられる。
クルーズは、これまで映画で演じた中で最も長いスピーチだったかと聞かれ、「これまでで一番です。ほかとは比べものになりません」と回答。長いせりふに加え、身体の動きも多く、監督の演出に沿って動き回ったというが、「ワンショットで、全部を一続きで演じています。それを4回やりました」と明かし、「本当に楽しかったです」と笑顔で振り返った。
撮影を終えると、イニャリトゥ監督はクルーズを抱きしめ、「これで終わりだ」とねぎらった。しかし、クルーズは「別のアングルからは撮らないの?もう一度やれないの?」と尋ねたと言う。監督から「もう終わり。撮れたよ」と返されたと言い、「この映画を作るうえで、唯一困ったことがあるとすれば、もう一度やりたくなってしまったことですね」と語った。
この場面では、カメラや300人のエキストラと呼吸を合わせ、タイミングや感情を切り替えながら、言葉を観客に明確に届ける必要があった。監督は、飛行機から飛び降りるなど、一秒一秒が命に関わるスタントで培った技術が、こうした緻密な演技にも生きていたと指摘。「その驚くべき正確さを、あの場面でも発揮してくれたのだと思います」と称賛した。
一方、長いせりふを覚える秘けつを聞かれたクルーズは、「せりふを覚えること自体は難しくありません。そこは、むしろ一番簡単な部分なんです」と回答。何度も繰り返して覚えると言うが、重視するのは暗記の先にある表現だと言い、「大切なのは、何をどう伝えるかです。それを一緒に探っていくことなんです」と語った。
監督との共同作業は、「彼が指揮者で、私はジャズを演奏しているという感覚」とクルーズ。セットを歩いて回り、動きや配置を確かめながら準備を重ね、撮影時には「せりふのことは、まったく考えていません。その人物として存在しています」と、役を生きることに集中していたと言う。
さらに、スピーチの場面には、クルーズが18歳の頃から仕事をしてきたベテランのスタントパフォーマーたちも参加していたと言う。別の仕事の合間を縫い、監督やクルーズを支えるために駆けつけた人もいたと言い、「あの場面の一員になりたいと思ってくれたんです」と感謝を伝えた。
【写真】笑顔炸裂!楽し気なトム・クルーズ&アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督
本作の主人公、ディガー・ロックウェルは、利益を最優先する、大金持ちで傲慢な石油採掘会社のCEO。その欲深い行動が地球滅亡の危機を引き起こし、大統領から事態の収拾を命じられる。
撮影を終えると、イニャリトゥ監督はクルーズを抱きしめ、「これで終わりだ」とねぎらった。しかし、クルーズは「別のアングルからは撮らないの?もう一度やれないの?」と尋ねたと言う。監督から「もう終わり。撮れたよ」と返されたと言い、「この映画を作るうえで、唯一困ったことがあるとすれば、もう一度やりたくなってしまったことですね」と語った。
この場面では、カメラや300人のエキストラと呼吸を合わせ、タイミングや感情を切り替えながら、言葉を観客に明確に届ける必要があった。監督は、飛行機から飛び降りるなど、一秒一秒が命に関わるスタントで培った技術が、こうした緻密な演技にも生きていたと指摘。「その驚くべき正確さを、あの場面でも発揮してくれたのだと思います」と称賛した。
一方、長いせりふを覚える秘けつを聞かれたクルーズは、「せりふを覚えること自体は難しくありません。そこは、むしろ一番簡単な部分なんです」と回答。何度も繰り返して覚えると言うが、重視するのは暗記の先にある表現だと言い、「大切なのは、何をどう伝えるかです。それを一緒に探っていくことなんです」と語った。
監督との共同作業は、「彼が指揮者で、私はジャズを演奏しているという感覚」とクルーズ。セットを歩いて回り、動きや配置を確かめながら準備を重ね、撮影時には「せりふのことは、まったく考えていません。その人物として存在しています」と、役を生きることに集中していたと言う。
さらに、スピーチの場面には、クルーズが18歳の頃から仕事をしてきたベテランのスタントパフォーマーたちも参加していたと言う。別の仕事の合間を縫い、監督やクルーズを支えるために駆けつけた人もいたと言い、「あの場面の一員になりたいと思ってくれたんです」と感謝を伝えた。
2026/10/05