日本マクドナルドは、全国の店長やフランチャイズ法人のオーナー、サプライヤーなどマクドナルドファミリー向けの社内イベント『ジャパンスマイルコンベンション(JSC’26)』を開催した。ハンバーガーの相棒ともいえる「マックフライポテト」。「ホクホクの出来たてが好き」「カリカリとした食感が大事」など、好みは人それぞれだが、多くの人に親しまれてきた定番メニューだ。今回のイベントでは、そんなマックフライポテトの「変わらないおいしさのために〜マクドナルドのポテト農場から未来へつなぐ挑戦〜」をテーマに、未来を見据えた取り組みが紹介された。
登壇したのは、日本全国のマクドナルドへマックフライポテトを届ける主要サプライヤーの1社、マッケイン・フーズ社のジェイソン・コーテス氏。「状況は変わっても、品質は変えていかないようにしたい」と力強く語る。その言葉の背景には、気候変動に強いじゃがいもの品種開発をはじめ、豊かな土壌づくりや水資源の効率的な利用など、私たちが慣れ親しんだ味を守り続けるためのさまざまな取り組みがある。
マクドナルドの基準を満たすじゃがいもには、現行品と同等以上の品質はもちろん、安定した収穫量、気候変動への耐性、さらにコストを維持できる経済性など、さまざまな条件が求められる。
その条件をクリアする新品種を開発するまでの道のりは長い。初期段階では、生産者にとってのメリットや貯蔵性、気候変動への耐性などを確認する農業試験を実施。その後、加工品質などを確かめる製造試験を重ね、ようやくマクドナルドの承認プロセスへと進む。そこでも事業性や消費者テスト、品質の一貫性などを検証。すべての工程を終えるまでには、実に10年以上もの歳月を要するという。
もちろん、安定して大量に生産できればいいというわけではない。水や土壌といった限りある資源を守ること、畑を取り巻く生態系や生物多様性に配慮すること、そして生産者が持続的に農業を続けられる環境をつくることも欠かせない。さまざまなイノベーションを取り入れながら、品質と生産効率の両立を追求する。そうした責任あるものづくりこそが、未来へ「いつもの味」をつないでいくことになる。
持続可能性を意識した取り組みは、じゃがいもの生産だけにとどまらない。店舗でポテトなどを揚げた後に出る廃油も、その一つだ。マクドナルドでは廃油の食品リサイクルをほぼ100%実施。回収された廃油はさまざまな工程を経て、鶏や豚などの飼料として再利用されている。
全国で飼料用として活用される廃油のうち、約12%をマクドナルドから排出された廃油が占めているという。店舗で役目を終えた油が、栄養価の高い飼料へと生まれ変わり、国内の畜産を支える。店舗から出た廃油を再び「食」へとつなげることで、一つの循環が生まれている。
いつ訪れても、変わらないおいしさで楽しませてくれるマックフライポテト。しかし、その「いつもの味」は、決して当たり前に続いていくものではない。新品種の開発に10年以上をかけ、環境や生産者にも目を向け、使い終えた油まで次の「食」へとつないでいく。10年先も変わらない一口を届けるための取り組みは、すでに始まっている。
マッケイン・フーズ社のポテト農場を再現したジオラマ。畑から工場まで効率的に管理されている。農場に設置されたスプリンクラーは新幹線16両編成に相当する長さ。そのスケール感を伝えるため、ジオラマには新幹線の模型を置いて説明している。 (C)ORICON NewS inc.
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登壇したのは、日本全国のマクドナルドへマックフライポテトを届ける主要サプライヤーの1社、マッケイン・フーズ社のジェイソン・コーテス氏。「状況は変わっても、品質は変えていかないようにしたい」と力強く語る。その言葉の背景には、気候変動に強いじゃがいもの品種開発をはじめ、豊かな土壌づくりや水資源の効率的な利用など、私たちが慣れ親しんだ味を守り続けるためのさまざまな取り組みがある。
その条件をクリアする新品種を開発するまでの道のりは長い。初期段階では、生産者にとってのメリットや貯蔵性、気候変動への耐性などを確認する農業試験を実施。その後、加工品質などを確かめる製造試験を重ね、ようやくマクドナルドの承認プロセスへと進む。そこでも事業性や消費者テスト、品質の一貫性などを検証。すべての工程を終えるまでには、実に10年以上もの歳月を要するという。
もちろん、安定して大量に生産できればいいというわけではない。水や土壌といった限りある資源を守ること、畑を取り巻く生態系や生物多様性に配慮すること、そして生産者が持続的に農業を続けられる環境をつくることも欠かせない。さまざまなイノベーションを取り入れながら、品質と生産効率の両立を追求する。そうした責任あるものづくりこそが、未来へ「いつもの味」をつないでいくことになる。
持続可能性を意識した取り組みは、じゃがいもの生産だけにとどまらない。店舗でポテトなどを揚げた後に出る廃油も、その一つだ。マクドナルドでは廃油の食品リサイクルをほぼ100%実施。回収された廃油はさまざまな工程を経て、鶏や豚などの飼料として再利用されている。
全国で飼料用として活用される廃油のうち、約12%をマクドナルドから排出された廃油が占めているという。店舗で役目を終えた油が、栄養価の高い飼料へと生まれ変わり、国内の畜産を支える。店舗から出た廃油を再び「食」へとつなげることで、一つの循環が生まれている。
いつ訪れても、変わらないおいしさで楽しませてくれるマックフライポテト。しかし、その「いつもの味」は、決して当たり前に続いていくものではない。新品種の開発に10年以上をかけ、環境や生産者にも目を向け、使い終えた油まで次の「食」へとつないでいく。10年先も変わらない一口を届けるための取り組みは、すでに始まっている。
全国の店長やフランチャイズ法人のオーナー、サプライヤ―などマクドナルドファミリー向けの社内イベント『ジャパンスマイルコンベンション(JSC’26)』 (C)ORICON NewS inc.
2026/09/23