アニメ『プリキュア』(ABCテレビ・テレビ朝日系 毎週日曜 前8:30)シリーズの最新作『名探偵プリキュア!』(たんプリ)第26話が26日に放送され、ついにくれあがキュアエクレールに変身した。このほどオリコンニュースでは、キュアアルカナ・シャドウ/森亜るるか役の東山奈央、キュアエクレール/帆羽くれあ役の長谷川育美にインタビューを実施。毎話大きな反響を呼ぶ本作の舞台裏や、衝撃の展開を迎えた第26話の感想、そして今後の見どころまで、熱量たっぷりに語ってもらった。
本作は、主人公のマコトミライタウンに暮らす14歳の中学2年生・明智あんなが、誕生日に現れた妖精・ポチタンと、部屋にあったペンダントに導かれて2027年から1999年のまことみらい市にタイムスリップする。
そこで、名探偵に憧れている14歳の女の子・小林みくると出会うと事件が発生し、大切なものを盗まれて困っている人を見逃せない2人は【名探偵プリキュア】に変身して、「そのナゾ!キュアット解決!」と笑顔を推理で守りながら、あんなが元の時代に戻る手掛かりを探すストーリーが描かれている。
■大反響!「プリキュアになれてよかった」と噛み締める日々
――毎話大反響が続いています。お2人の周囲では反響はいかがですか?
東山:プリキュアのショーを観に行かせていただくと、お子さんたちがいろんな推しプリキュアの格好で来てくださるんです。これからキュアエクレール推しの子もいっぱい出てくると思うんですけど、いろんなプリチュームや、しまむらさんで売られているTシャツとかで、おめかししている姿を見てすごくほっこりしています。
キュアアルカナ・シャドウに関しては、お子さんがウィスパーボイスで「しんぴとひみつでつつみこむ さぁ、めいきゅうへいざないましょう」ってものまねをしてくれるというエピソードをちょこちょこいただいていて(笑)。友達から送られてきた動画で、車の中で「ねえ、いつものやつやってよ」と言われたお子さんが「いざないましょう」ってやっているのを見て悶えています!
長谷川:かわいい!「誘(いざな)いましょう」なんて初めて聞いたでしょうね(笑)。意味は分かってないと思うんですけど。
東山:人生初の「いざないましょう」ですね(笑)。本当にメロメロです。「プリキュアになれてよかった」って噛み締めています。
長谷川:私の場合は、今の段階(※第26話放送前時点)では世間に「プリキュアであること」が出ていなかったので、「キュアエクレールの正体は誰!?」と友達からもたくさん連絡をもらいました。娘さんがキュアアルカナ・シャドウを大好きな友達がいるんですが、ずっと「(キュアエクレールは)長谷川なの?」って聞いてくるんです。「言えないよ」って返すんですけど、「私は信じてるよ」と言われていて(笑)。
そうしたら第23話の放送直後に、くれあの「私のきらめきに従ったの」というシーンの画像と一緒に「私は確信した!」って熱い連絡が届いて(笑)。「いや、まだわかんないよ」と返したりしていました。本当にお母さん層からもすごい反響が来ています。
業界内でも言われることがたびたびあって。同業の声優や、今までお世話になったスタッフさんからも「え、プリキュアなんですか?」と困るくらい聞かれました(笑)。先輩プリキュアの高橋ミナミさんも、別の現場で会うやいなや隣に来て「プリキュアなの?」って言ってくださったり、大久保瑠美さんからも聞かれたりして。「いやぁ」とか言って逃げていたので、うれしくもあり、ちょっと困っちゃうようなドキドキ感がありました。「言いたいよ、こっちだって!」と思いながら「どうですかね」と返していたので、業界の人たちも注目している作品なんだなと改めて強く感じました。
■怒とうの情報量!第26話の台本を読んだときの衝撃と“徹底的な秘密主義”
――第25話ではついにキュアエクレールの正体が判明。第26話ではキュアエクレールが変身し、その強さが描かれました。一方で、第26話最後には「キュアエクレール&名探偵プリキュアを倒す」というキュアアルカナ・シャドウの衝撃的な目的が判明し、非常に情報量の多い回となりました。最初に台本を読んだときの感想を教えてください。
長谷川:確かに情報量が多いんですよね。キュアエクレールもそうだし、ウソノワールさまの正体もそうですし(笑)。
東山:そう! かわいい!
長谷川:大きなことが続いていくのでそのたび驚いていました。キュアエクレールに関しては、強いことは知っていましたが、細かい戦闘スタイルはお話を読んで初めて知って。くれあの姿からは想像できないような、結構パワータイプなんです。第26話にして「こんな面も持ち合わせていたんだ」と知れた回でした。
ただラストのキュアアルカナ・シャドウは、ここまでたくさん苦しいものを背負ってきたのに、また背負っていくんだなと…。キュアエクレールがよみがえったところから、また自分が記憶を奪わなければいけないという、よりいっそうの苦しみがある。この子に今まで以上の苦しさが降りかかるのかと思うと、くれあ役としては心が痛む展開でした。
――その前の回で正体が判明したわけですが、そこで一旦肩の荷が下りるような感覚はありませんでしたか?
長谷川:逆に第25話までは、プリキュアになった実感がゼロだったんです。おもちゃの声などは1人で先に収録していましたし、展開が分かる前だったのでスタッフさんに教えていただきながらの収録でした。物語を追っていって、やっとキュアエクレールになれたところで初めて「私、本当にプリキュアになったんだ」と実感できました。隠さなきゃいけなかったから、にじみ出ないように「私は違う、関係ない」と思って過ごしていました。
東山:(隠すの)めっちゃ上手でしたよ(笑)。現場では、ジェット先輩役の梶(裕貴)さんや、ウソノワール役の日野(聡)さんが、「本当はどうなの?」ってめっちゃ追及してこられていて。
長谷川:合間にめちゃめちゃ質問されるんですよ(笑)。レギュラーメンバーのジェット先輩や怪盗団ファントムのメンバーは誰も知らなくて、知っていたのはプリキュアと妖精の皆さんだけでした。だからウソを固めてきたので、「自分がプリキュアだ」と思っていたらバレていたかも。
東山:「その顔は…」みたいな(笑)。
長谷川:そうなる可能性もあるので、とにかく徹底してやっていましたね。
――東山さんは第26話の台本を読んでいかがでしたか?
東山:いち個人としては、アフレコ用の未完成の映像段階でも、どんな動きか、どんな音楽がつくかというのが入っていたので、本当にワクワクしながら観ました。最後の最後でキュアエクレールが追加戦士として入ってきて、「お待たせいたしました!」という感じ。
長谷川:第25話の最後でも「お待たせ」って言いましたしね。
東山:本当に待った甲斐がある素晴らしい映像になるんだろうなと思いました。変身シーンはバレエを彷彿とさせて壮大ですし、音楽もめちゃくちゃかっこよくて、口ずさめるくらいリピートしています。「ちゃーちゃちゃーちゃちゃちゃ…」って。
長谷川:すごい!(笑)
東山:本当に素晴らしいなと思ったのですが、やっぱりあの回は驚きですよね。ただ、私は最初から展開をいろいろ聞いていたので、るるかにのめり込みすぎて客観性が持てなくなっている部分もありました。今お話を振られて改めて「あ、そうだよな、最後は結構な爆弾発言だったんだよな」と思い出しました。キュアアルカナ・シャドウとして「ここからもう1ギア入れ直すぞ!」という、大きな転換点となる回でした。
■緻密に作られた“アルカナタイム”の裏側
――視聴者目線で物語を追いかけつつ、バディのような存在の正体が判明するという2つの心境があったと思いますが、その辺りはいかがですか?
東山:「キュアエクレールの正体は誰!?」という企画の中で、候補者のお話が4本あったと思うんです。その中で記憶喪失や“香り”がキーになるなど、少しずつ情報が開示される中で、実はキュアアルカナ・シャドウの発言にはちょっと嘘が混じっていたりするんですよね。
大きな流れは最初にうかがっていましたが、細かいセリフは台本を見て初めて知るので、「私は誰がキュアエクレールになったのかも知らない」というセリフを見たときは「ん?これはかく乱しようとしてる?」って。
「これは嘘」「こっちは本当」というのを、シリーズディレクターの川崎(弘二)さんと1個ずつ指差し確認していきました。「これはこういう気持ちですよね」「これは嘘」「これは苦しい」「これは何気なく言っている」という風に毎回作戦会議をしていたので、共演者の皆さんには「あ、また東山ちゃん長々話してる、すみません」というタイムが発生していました。“きらめきタイム”ならぬ“アルカナタイム”が毎回あったんです(笑)。
長谷川:やっていましたね。
東山:ミスリードさせる部分と、私が間違えてやってしまう部分が混ざるとまずいので、皆さんにしっかり謎解きをしていただくためにも緻密に確認していきました。
――周囲に展開を隠さなければいけないプレッシャーはありませんでしたか?
東山:梶さんたちから「え、知ってるんでしょ?」と言われたときは、若干白目をむきながら「まあ、まあ、まあ…」って感じでした(笑)。でも無事隠しきれましたね。
長谷川:おかげで今や、何も信用されなくなってきています(笑)。みんなでこの先の展開の謎について「どうなっていくんだろう」と話しているときに、梶さんから「これって(先に)聞いてるの?」って聞かれて。本当に聞いてないから「いや、知らないです」って言うと、「嘘ついてる!もう信じられない!知ってるんでしょ!」って(笑)。
東山:すぐ「東山ちゃんは知ってる?…あ、知ってるんだ。また俺だけ知らないんだ」と嘆かれているのがチャーミングです(笑)。
長谷川:全てを疑われていて、人間不信みたいになってます(笑)。でも本当に和気あいあいとした現場です。
■2人が選ぶ、一番印象に残っているエピソード
――これまで『名探偵コナン』とのコラボ回など盛りだくさんな内容ですが、それぞれ一番印象に残っている回を教えてください。
長谷川:新鮮だったのは、あんなとみくるがちょっとギクシャクした回ですね(第5話、第6話)。結構序盤ですが、あの2人の感じは後にも先にもなかなか見られない顔でした。でも、女子は特に「わかる」ってなると思うんです。仲がいい子、私と一番仲がいいと思っていた子が別の子とキャッキャしているのを見て、「え、なんかじゃあいいわ」「私ってなんなんだろう?」って逆張りしちゃうような気持ち。学生時代を思い出してすごく印象に残っています。
東山:私もそこを思ってた!浜辺であんなとみくるが倒れているときに、「元の時代から1人で生きて、私、本当に1人なんだって思って…」というシーンがあって。ここまで明るくキラキラとプリキュアの姿を届けてくれていたけれど、あんなはまだ1人の14歳の女の子なんだよねって気づかされました。ついこの間まで親御さんと誕生日をお祝いしようと楽しい気分でいたのに、友達もいない全然知らないところにやってきて戦っている。そのリアルを突きつけられて、「この子いま、すっごく偉いよな」って。
長谷川:あんなが元気であればあるほど、ちょっと忘れちゃいがちになりそうなところですよね。だからふとしたとき、それこそ第17話でおセンチな気持ちになって「お母さん…」ってなってケーキを食べるシーンとか。
東山:そりゃなるよね、毎日なるよ、普通だったら。どうやって帰ったらいいかも分からないですし……本当に印象的な回でしたね。
■ファンへのメッセージ
――最後に、視聴者の皆さんへ一言ずつメッセージをお願いします。
長谷川:第26話の放送を終え、ついにくれあがみんなと合流し、やっと変身することができました。ここから輝かしく活躍していきたいところですが、まだるるかとの関係の謎が大きく残っています。実は、候補を探す4つのエピソードの中で、くれあだけパーソナルな部分がまったく描かれていないんですよね。皆さんも「帆羽くれあ」という人物がどういう人なのかまだ知らないと思うので、ここからあんなたちと合流してどんどん見えてくる「帆羽くれあ」という人物についてや、キュアアルカナ・シャドウとの関係性に注目して観ていただけたらうれしいです。
東山:ずっと「キュアエクレールは誰なんだ?」と注目し、たくさん推理や議論をしていただき、頭がキュアエクレール一色だったと思います。実際こうして素敵な変身が見られましたし、きらめきタイムやかっこいい技も映画クオリティで制作されているとうかがっているので、素晴らしいフィルムが届いていると思います。
ですが、プリキュアといえばここからさらに「一難去って、また一難♪」ですので(笑)。
長谷川:懐かしい!エモい!
東山:ここからキュアアルカナ・シャドウも、もう1ギア上げさせていただきます。「え?これでキュアエクレールが元に戻って解決じゃないの?」という、新しいキュアアルカナ・シャドウの思惑がどんどん開示されていきます。どのように「キュアット解決!」できるのか、その行方を見届けていただけたらと思います。よろしくお願いします!
【画像】かわいい&かっこいい!ついに変身したキュアエクレール
本作は、主人公のマコトミライタウンに暮らす14歳の中学2年生・明智あんなが、誕生日に現れた妖精・ポチタンと、部屋にあったペンダントに導かれて2027年から1999年のまことみらい市にタイムスリップする。
そこで、名探偵に憧れている14歳の女の子・小林みくると出会うと事件が発生し、大切なものを盗まれて困っている人を見逃せない2人は【名探偵プリキュア】に変身して、「そのナゾ!キュアット解決!」と笑顔を推理で守りながら、あんなが元の時代に戻る手掛かりを探すストーリーが描かれている。
■大反響!「プリキュアになれてよかった」と噛み締める日々
――毎話大反響が続いています。お2人の周囲では反響はいかがですか?
東山:プリキュアのショーを観に行かせていただくと、お子さんたちがいろんな推しプリキュアの格好で来てくださるんです。これからキュアエクレール推しの子もいっぱい出てくると思うんですけど、いろんなプリチュームや、しまむらさんで売られているTシャツとかで、おめかししている姿を見てすごくほっこりしています。
キュアアルカナ・シャドウに関しては、お子さんがウィスパーボイスで「しんぴとひみつでつつみこむ さぁ、めいきゅうへいざないましょう」ってものまねをしてくれるというエピソードをちょこちょこいただいていて(笑)。友達から送られてきた動画で、車の中で「ねえ、いつものやつやってよ」と言われたお子さんが「いざないましょう」ってやっているのを見て悶えています!
東山:人生初の「いざないましょう」ですね(笑)。本当にメロメロです。「プリキュアになれてよかった」って噛み締めています。
長谷川:私の場合は、今の段階(※第26話放送前時点)では世間に「プリキュアであること」が出ていなかったので、「キュアエクレールの正体は誰!?」と友達からもたくさん連絡をもらいました。娘さんがキュアアルカナ・シャドウを大好きな友達がいるんですが、ずっと「(キュアエクレールは)長谷川なの?」って聞いてくるんです。「言えないよ」って返すんですけど、「私は信じてるよ」と言われていて(笑)。
そうしたら第23話の放送直後に、くれあの「私のきらめきに従ったの」というシーンの画像と一緒に「私は確信した!」って熱い連絡が届いて(笑)。「いや、まだわかんないよ」と返したりしていました。本当にお母さん層からもすごい反響が来ています。
業界内でも言われることがたびたびあって。同業の声優や、今までお世話になったスタッフさんからも「え、プリキュアなんですか?」と困るくらい聞かれました(笑)。先輩プリキュアの高橋ミナミさんも、別の現場で会うやいなや隣に来て「プリキュアなの?」って言ってくださったり、大久保瑠美さんからも聞かれたりして。「いやぁ」とか言って逃げていたので、うれしくもあり、ちょっと困っちゃうようなドキドキ感がありました。「言いたいよ、こっちだって!」と思いながら「どうですかね」と返していたので、業界の人たちも注目している作品なんだなと改めて強く感じました。
■怒とうの情報量!第26話の台本を読んだときの衝撃と“徹底的な秘密主義”
――第25話ではついにキュアエクレールの正体が判明。第26話ではキュアエクレールが変身し、その強さが描かれました。一方で、第26話最後には「キュアエクレール&名探偵プリキュアを倒す」というキュアアルカナ・シャドウの衝撃的な目的が判明し、非常に情報量の多い回となりました。最初に台本を読んだときの感想を教えてください。
長谷川:確かに情報量が多いんですよね。キュアエクレールもそうだし、ウソノワールさまの正体もそうですし(笑)。
東山:そう! かわいい!
長谷川:大きなことが続いていくのでそのたび驚いていました。キュアエクレールに関しては、強いことは知っていましたが、細かい戦闘スタイルはお話を読んで初めて知って。くれあの姿からは想像できないような、結構パワータイプなんです。第26話にして「こんな面も持ち合わせていたんだ」と知れた回でした。
ただラストのキュアアルカナ・シャドウは、ここまでたくさん苦しいものを背負ってきたのに、また背負っていくんだなと…。キュアエクレールがよみがえったところから、また自分が記憶を奪わなければいけないという、よりいっそうの苦しみがある。この子に今まで以上の苦しさが降りかかるのかと思うと、くれあ役としては心が痛む展開でした。
――その前の回で正体が判明したわけですが、そこで一旦肩の荷が下りるような感覚はありませんでしたか?
長谷川:逆に第25話までは、プリキュアになった実感がゼロだったんです。おもちゃの声などは1人で先に収録していましたし、展開が分かる前だったのでスタッフさんに教えていただきながらの収録でした。物語を追っていって、やっとキュアエクレールになれたところで初めて「私、本当にプリキュアになったんだ」と実感できました。隠さなきゃいけなかったから、にじみ出ないように「私は違う、関係ない」と思って過ごしていました。
東山:(隠すの)めっちゃ上手でしたよ(笑)。現場では、ジェット先輩役の梶(裕貴)さんや、ウソノワール役の日野(聡)さんが、「本当はどうなの?」ってめっちゃ追及してこられていて。
長谷川:合間にめちゃめちゃ質問されるんですよ(笑)。レギュラーメンバーのジェット先輩や怪盗団ファントムのメンバーは誰も知らなくて、知っていたのはプリキュアと妖精の皆さんだけでした。だからウソを固めてきたので、「自分がプリキュアだ」と思っていたらバレていたかも。
東山:「その顔は…」みたいな(笑)。
長谷川:そうなる可能性もあるので、とにかく徹底してやっていましたね。
――東山さんは第26話の台本を読んでいかがでしたか?
東山:いち個人としては、アフレコ用の未完成の映像段階でも、どんな動きか、どんな音楽がつくかというのが入っていたので、本当にワクワクしながら観ました。最後の最後でキュアエクレールが追加戦士として入ってきて、「お待たせいたしました!」という感じ。
長谷川:第25話の最後でも「お待たせ」って言いましたしね。
東山:本当に待った甲斐がある素晴らしい映像になるんだろうなと思いました。変身シーンはバレエを彷彿とさせて壮大ですし、音楽もめちゃくちゃかっこよくて、口ずさめるくらいリピートしています。「ちゃーちゃちゃーちゃちゃちゃ…」って。
長谷川:すごい!(笑)
東山:本当に素晴らしいなと思ったのですが、やっぱりあの回は驚きですよね。ただ、私は最初から展開をいろいろ聞いていたので、るるかにのめり込みすぎて客観性が持てなくなっている部分もありました。今お話を振られて改めて「あ、そうだよな、最後は結構な爆弾発言だったんだよな」と思い出しました。キュアアルカナ・シャドウとして「ここからもう1ギア入れ直すぞ!」という、大きな転換点となる回でした。
■緻密に作られた“アルカナタイム”の裏側
――視聴者目線で物語を追いかけつつ、バディのような存在の正体が判明するという2つの心境があったと思いますが、その辺りはいかがですか?
東山:「キュアエクレールの正体は誰!?」という企画の中で、候補者のお話が4本あったと思うんです。その中で記憶喪失や“香り”がキーになるなど、少しずつ情報が開示される中で、実はキュアアルカナ・シャドウの発言にはちょっと嘘が混じっていたりするんですよね。
大きな流れは最初にうかがっていましたが、細かいセリフは台本を見て初めて知るので、「私は誰がキュアエクレールになったのかも知らない」というセリフを見たときは「ん?これはかく乱しようとしてる?」って。
「これは嘘」「こっちは本当」というのを、シリーズディレクターの川崎(弘二)さんと1個ずつ指差し確認していきました。「これはこういう気持ちですよね」「これは嘘」「これは苦しい」「これは何気なく言っている」という風に毎回作戦会議をしていたので、共演者の皆さんには「あ、また東山ちゃん長々話してる、すみません」というタイムが発生していました。“きらめきタイム”ならぬ“アルカナタイム”が毎回あったんです(笑)。
長谷川:やっていましたね。
東山:ミスリードさせる部分と、私が間違えてやってしまう部分が混ざるとまずいので、皆さんにしっかり謎解きをしていただくためにも緻密に確認していきました。
――周囲に展開を隠さなければいけないプレッシャーはありませんでしたか?
東山:梶さんたちから「え、知ってるんでしょ?」と言われたときは、若干白目をむきながら「まあ、まあ、まあ…」って感じでした(笑)。でも無事隠しきれましたね。
長谷川:おかげで今や、何も信用されなくなってきています(笑)。みんなでこの先の展開の謎について「どうなっていくんだろう」と話しているときに、梶さんから「これって(先に)聞いてるの?」って聞かれて。本当に聞いてないから「いや、知らないです」って言うと、「嘘ついてる!もう信じられない!知ってるんでしょ!」って(笑)。
東山:すぐ「東山ちゃんは知ってる?…あ、知ってるんだ。また俺だけ知らないんだ」と嘆かれているのがチャーミングです(笑)。
長谷川:全てを疑われていて、人間不信みたいになってます(笑)。でも本当に和気あいあいとした現場です。
■2人が選ぶ、一番印象に残っているエピソード
――これまで『名探偵コナン』とのコラボ回など盛りだくさんな内容ですが、それぞれ一番印象に残っている回を教えてください。
長谷川:新鮮だったのは、あんなとみくるがちょっとギクシャクした回ですね(第5話、第6話)。結構序盤ですが、あの2人の感じは後にも先にもなかなか見られない顔でした。でも、女子は特に「わかる」ってなると思うんです。仲がいい子、私と一番仲がいいと思っていた子が別の子とキャッキャしているのを見て、「え、なんかじゃあいいわ」「私ってなんなんだろう?」って逆張りしちゃうような気持ち。学生時代を思い出してすごく印象に残っています。
東山:私もそこを思ってた!浜辺であんなとみくるが倒れているときに、「元の時代から1人で生きて、私、本当に1人なんだって思って…」というシーンがあって。ここまで明るくキラキラとプリキュアの姿を届けてくれていたけれど、あんなはまだ1人の14歳の女の子なんだよねって気づかされました。ついこの間まで親御さんと誕生日をお祝いしようと楽しい気分でいたのに、友達もいない全然知らないところにやってきて戦っている。そのリアルを突きつけられて、「この子いま、すっごく偉いよな」って。
長谷川:あんなが元気であればあるほど、ちょっと忘れちゃいがちになりそうなところですよね。だからふとしたとき、それこそ第17話でおセンチな気持ちになって「お母さん…」ってなってケーキを食べるシーンとか。
東山:そりゃなるよね、毎日なるよ、普通だったら。どうやって帰ったらいいかも分からないですし……本当に印象的な回でしたね。
■ファンへのメッセージ
――最後に、視聴者の皆さんへ一言ずつメッセージをお願いします。
長谷川:第26話の放送を終え、ついにくれあがみんなと合流し、やっと変身することができました。ここから輝かしく活躍していきたいところですが、まだるるかとの関係の謎が大きく残っています。実は、候補を探す4つのエピソードの中で、くれあだけパーソナルな部分がまったく描かれていないんですよね。皆さんも「帆羽くれあ」という人物がどういう人なのかまだ知らないと思うので、ここからあんなたちと合流してどんどん見えてくる「帆羽くれあ」という人物についてや、キュアアルカナ・シャドウとの関係性に注目して観ていただけたらうれしいです。
東山:ずっと「キュアエクレールは誰なんだ?」と注目し、たくさん推理や議論をしていただき、頭がキュアエクレール一色だったと思います。実際こうして素敵な変身が見られましたし、きらめきタイムやかっこいい技も映画クオリティで制作されているとうかがっているので、素晴らしいフィルムが届いていると思います。
ですが、プリキュアといえばここからさらに「一難去って、また一難♪」ですので(笑)。
長谷川:懐かしい!エモい!
東山:ここからキュアアルカナ・シャドウも、もう1ギア上げさせていただきます。「え?これでキュアエクレールが元に戻って解決じゃないの?」という、新しいキュアアルカナ・シャドウの思惑がどんどん開示されていきます。どのように「キュアット解決!」できるのか、その行方を見届けていただけたらと思います。よろしくお願いします!
2026/07/26