18歳から13年間、SKE48のメンバーとして第一線を走り続け、現在はバラエティー番組やラジオ、連載など幅広く活躍する須田亜香里(34)。そんな須田の旅フォトブック『アカリノアルヒ』が25日に発売された。今回のインタビューでは、ユニークな「あみだくじ」から始まった本作の裏話や、ほろ酔いカットの秘話はもちろん、「NOと言わない」ことで道を切り拓いてきた仕事への鉄則を告白。さらに、34歳を迎えた彼女が抱く将来へのリアルな不安や結婚観まで、等身大の須田の現在地をたっぷりに語ってもらった。
■「力まないこと」は長年の課題
今回のフォトブック『アカリノアルヒ』の舞台となったのは、ニュージーランド・クライストチャーチ。候補地の中から「あみだくじ」で引き当てたという、ユニークな経緯から旅は始まった。
「候補がパリかニュージーランドだったんですけど、どっちも行きたくて。究極の選択だったので『選べません』って言ったら、『じゃああみだくじで選ぼう』と。そしたら編集さんが大きなあみだくじを作ってくださって(笑)。どっちになってもうれしかったんですけど、それでニュージーランドに決まりました」
現地では白ワインのおいしさに目覚めたと言い、「結構毎日飲んでたかもしれない(笑)。フォトブックにも、ワインセラーで撮影した写真があって、ほろ酔いの私が写っています。一番素が出ているカットかもしれないですね」と、いたずらっぽく笑う。
画面越しに見せるいつものハツラツとした笑顔とは一味違う、良い意味で“脱力”した姿が今作の見どころだ。しかし須田にとって、「力まないこと」は長年の課題でもあった。
「普段お仕事するときは力みがちなので、力まないようにっていうのをいつも意識しています。人前だと意識しないと力んじゃう。アイドルのときなんて、もう力みも力み。筋張ってるぐらい力んでましたから(笑)」
■アイドル活動に捧げてきた13年「自分の時間の使い方がわからない」
18歳から13年間、人生のすべてをアイドル活動に捧げてきた。だからこそ、グループを卒業した現在の須田が直面しているのは、「自分の時間の使い方がわからない」という、あまりにもリアルな戸惑いだ。
「10年以上ずっと、お預けしているスケジュールの中で生きてたので。休みがあっても休みの感じがしなかったり、出かける勇気が持てなかったり。大人数のグループだったから、出かけてる間に急遽お仕事の電話がかかってきて『代わりに今行けますか?』ということもありました。いつもスタンバイ状態で、オンで生きてた13年だったんです。20代全部スケジュールを預ける生き方しかしてこなかったから、自分の時間の作り方がわからなくて」
そんな彼女にとって、プライベートでの“旅”は、自分自身を取り戻すための「リハビリ」のような位置づけなのだという。
「去年くらいからやっとマネージャーさんに『旅行に行きたいです』って言えるようになって。言わせてもらえなかったわけじゃなくて、言い方がわからなかったというか(笑)。去年は国内旅行で箱根の温泉に行くことから始めて、最近は友達と韓国旅行に2泊も行けました!ちょっとずつ、距離を伸ばして、ちゃんと仕事に穴を開けずに帰ってこられるっていう心の練習です(笑)」
そうした戸惑いを抱えながらも、苦手なことや自信のないことに直面したとき、彼女がずっと大切にしてきた鉄則がある。それが「NOと言わない」姿勢だ。現在も執筆しているコラムをはじめとする文章の仕事は、10年以上続いている。
「向いてはいないけど続けたいなって思ってるのが、文章を書くお仕事。苦手なことなのにこんなに続けられてて、切られないのがありがたい(笑)。最初は話題が尽きるんじゃないかと思ったんですけど、年を重ねて経験をいろいろしていくと、同じ季節のイベントでも見える景色や切り口が変わって面白いなと。生きる限り話題は尽きないんだなって思いました」
苦手な執筆業が今や強みとなり、最近では自信がないと言いつつもオファーを受け入れたフルマラソンも見事に完走した。
「お仕事を始めて、やりたくないこととか自分がやると思ってなかったことも、全部受け入れてやってきた結果が今の私。アイドル時代とか振り返ると、“NO”っていう言葉を一度も言ったことがなくて。卒業してからも変わらなかったですね。拒まなかったからこそ今の自分になれてるって思うと、好きじゃなくても、得意じゃなくても、ご縁があるならやってみる価値があるなと思います」
■「今のうちにお金を増やして、将来の安定を築きたい(笑)」
そんな須田に仕事とプライベートの比重を尋ねると、「今は9割が仕事」だという。「今のうちにお金を増やして、将来の安定を築きたい(笑)」と現実的な一面をのぞかせつつも、30代後半、そして40代を見据えた未来には、尽きることのない不安もあると吐露する。
「でもずっと不安かもしれないです。何にも困ってはいないし、お仕事も全く減らず、収入も増えてありがたいことしかないんですけど(笑)。でも、フルマックスで体力を使って頑張って、いろんなことにしがみついて今があるからこそ、ずっとこの体力で生きていけるわけじゃないしな、とか。それに、守りたい家族がいる人の『頑張るしかない』っていう姿を見ているとかっこいいなと思います。私にはまだ、それがないから(笑)。自分がこれから何を励みに、何を活力に生きていくんだろうっていうのは、ずっと気になってます」
結婚願望を聞いてみると「2年前は35歳までに結婚したいって思ってました」と笑う。「あと半年くらいしかないけど、今はいつまでに…みたいなことはそこまで考えてないかもです。『35歳がリミット』みたいなことも言われますけど、そこに惑わされすぎず、焦らず、でも見極めすぎて婚期を逃さないように頑張ります(笑)」と、ユーモアを交えながら打ち明けてくれた。
そんな今を全力で生きている須田は、「人生の“やりたいことリスト”を先延ばしにしないこと」をテーマに掲げているそう。プライベートでは「結婚したら行けないだろうから、一度ホストクラブに行ってみたい(笑)」と語る一方、仕事面では自身の高い身体能力を活かした「アクション・殺陣」に挑戦したいと目を輝かせる。
「子どもの頃からのクラシックバレエの経験、そしてAKB48グループのドラマ(『豆腐プロレス』)でのプロレス経験もある。いろんな経験を活かせるのが、アクションのお仕事かもしれないなって。チャーリーズ・エンジェルみたいな『ハッピーで強い女』を演じてみたいです!」
「NO」と言わずにすべての縁を受け入れ、全力で駆け抜けてきた20代。30代半ばを迎えた須田亜香里は今、不安を抱えながらも新たな挑戦とハッピーな未来へ向かって歩みを進めている。
■「力まないこと」は長年の課題
今回のフォトブック『アカリノアルヒ』の舞台となったのは、ニュージーランド・クライストチャーチ。候補地の中から「あみだくじ」で引き当てたという、ユニークな経緯から旅は始まった。
「候補がパリかニュージーランドだったんですけど、どっちも行きたくて。究極の選択だったので『選べません』って言ったら、『じゃああみだくじで選ぼう』と。そしたら編集さんが大きなあみだくじを作ってくださって(笑)。どっちになってもうれしかったんですけど、それでニュージーランドに決まりました」
画面越しに見せるいつものハツラツとした笑顔とは一味違う、良い意味で“脱力”した姿が今作の見どころだ。しかし須田にとって、「力まないこと」は長年の課題でもあった。
「普段お仕事するときは力みがちなので、力まないようにっていうのをいつも意識しています。人前だと意識しないと力んじゃう。アイドルのときなんて、もう力みも力み。筋張ってるぐらい力んでましたから(笑)」
■アイドル活動に捧げてきた13年「自分の時間の使い方がわからない」
18歳から13年間、人生のすべてをアイドル活動に捧げてきた。だからこそ、グループを卒業した現在の須田が直面しているのは、「自分の時間の使い方がわからない」という、あまりにもリアルな戸惑いだ。
「10年以上ずっと、お預けしているスケジュールの中で生きてたので。休みがあっても休みの感じがしなかったり、出かける勇気が持てなかったり。大人数のグループだったから、出かけてる間に急遽お仕事の電話がかかってきて『代わりに今行けますか?』ということもありました。いつもスタンバイ状態で、オンで生きてた13年だったんです。20代全部スケジュールを預ける生き方しかしてこなかったから、自分の時間の作り方がわからなくて」
そんな彼女にとって、プライベートでの“旅”は、自分自身を取り戻すための「リハビリ」のような位置づけなのだという。
「去年くらいからやっとマネージャーさんに『旅行に行きたいです』って言えるようになって。言わせてもらえなかったわけじゃなくて、言い方がわからなかったというか(笑)。去年は国内旅行で箱根の温泉に行くことから始めて、最近は友達と韓国旅行に2泊も行けました!ちょっとずつ、距離を伸ばして、ちゃんと仕事に穴を開けずに帰ってこられるっていう心の練習です(笑)」
そうした戸惑いを抱えながらも、苦手なことや自信のないことに直面したとき、彼女がずっと大切にしてきた鉄則がある。それが「NOと言わない」姿勢だ。現在も執筆しているコラムをはじめとする文章の仕事は、10年以上続いている。
「向いてはいないけど続けたいなって思ってるのが、文章を書くお仕事。苦手なことなのにこんなに続けられてて、切られないのがありがたい(笑)。最初は話題が尽きるんじゃないかと思ったんですけど、年を重ねて経験をいろいろしていくと、同じ季節のイベントでも見える景色や切り口が変わって面白いなと。生きる限り話題は尽きないんだなって思いました」
苦手な執筆業が今や強みとなり、最近では自信がないと言いつつもオファーを受け入れたフルマラソンも見事に完走した。
「お仕事を始めて、やりたくないこととか自分がやると思ってなかったことも、全部受け入れてやってきた結果が今の私。アイドル時代とか振り返ると、“NO”っていう言葉を一度も言ったことがなくて。卒業してからも変わらなかったですね。拒まなかったからこそ今の自分になれてるって思うと、好きじゃなくても、得意じゃなくても、ご縁があるならやってみる価値があるなと思います」
■「今のうちにお金を増やして、将来の安定を築きたい(笑)」
そんな須田に仕事とプライベートの比重を尋ねると、「今は9割が仕事」だという。「今のうちにお金を増やして、将来の安定を築きたい(笑)」と現実的な一面をのぞかせつつも、30代後半、そして40代を見据えた未来には、尽きることのない不安もあると吐露する。
「でもずっと不安かもしれないです。何にも困ってはいないし、お仕事も全く減らず、収入も増えてありがたいことしかないんですけど(笑)。でも、フルマックスで体力を使って頑張って、いろんなことにしがみついて今があるからこそ、ずっとこの体力で生きていけるわけじゃないしな、とか。それに、守りたい家族がいる人の『頑張るしかない』っていう姿を見ているとかっこいいなと思います。私にはまだ、それがないから(笑)。自分がこれから何を励みに、何を活力に生きていくんだろうっていうのは、ずっと気になってます」
結婚願望を聞いてみると「2年前は35歳までに結婚したいって思ってました」と笑う。「あと半年くらいしかないけど、今はいつまでに…みたいなことはそこまで考えてないかもです。『35歳がリミット』みたいなことも言われますけど、そこに惑わされすぎず、焦らず、でも見極めすぎて婚期を逃さないように頑張ります(笑)」と、ユーモアを交えながら打ち明けてくれた。
そんな今を全力で生きている須田は、「人生の“やりたいことリスト”を先延ばしにしないこと」をテーマに掲げているそう。プライベートでは「結婚したら行けないだろうから、一度ホストクラブに行ってみたい(笑)」と語る一方、仕事面では自身の高い身体能力を活かした「アクション・殺陣」に挑戦したいと目を輝かせる。
「子どもの頃からのクラシックバレエの経験、そしてAKB48グループのドラマ(『豆腐プロレス』)でのプロレス経験もある。いろんな経験を活かせるのが、アクションのお仕事かもしれないなって。チャーリーズ・エンジェルみたいな『ハッピーで強い女』を演じてみたいです!」
「NO」と言わずにすべての縁を受け入れ、全力で駆け抜けてきた20代。30代半ばを迎えた須田亜香里は今、不安を抱えながらも新たな挑戦とハッピーな未来へ向かって歩みを進めている。
2026/06/28