NHKは10日、NHKスペシャル『サグラダ・ファミリア 輝く道標 イエスの塔の完成』(NHK総合※NHK ONEで同時・見逃し配信予定)を28日午後9時から放送することを発表した。 スペイン・バルセロナにそびえ立つ世界遺産「サグラダ・ファミリア」。1882年の着工以来、140年以上にわたって建設が続けられている“未完の教会”が、いま大きな節目を迎える。2026年6月10日。建築家アントニ・ガウディの没後100年の節目に、教会の中心に位置する最大の塔「イエスの塔」が完成した。高さ172.5メートル。世界で最も高い石造教会の象徴となるその頂には、巨大な十字架が据えられた。今回番組では、地上170メートルで行われた超高難度の取り付け作業を記録。NHKは2010年から取材を開始。以来、いくつもの番組を制作・継続的な取材を通し、サグラダ・ファミリア教会と信頼関係を築くことで独占長期密着が可能となった。 戦争でガウディの図面が焼失するなど、「サグラダ・ファミリア」にはほとんど資料が残されていない。そうした中、わずかに残された断片的な模型と記録を手がかりに、現代の建築家たちは“存在しない設計図”を読み解いていく。 「サグラダ・ファミリア」の中心にそびえる最大の塔・イエスの塔。その頂きには、「水晶のように輝く十字架」が必要とされた。その言葉を実現するために選ばれたのは、白いタイルとガラスを組み合わせた革新的構造だ。500種・1万5000枚に及ぶタイルが生み出す光は、昼は太陽を反射し、夜は都市を照らす“灯台”となる。さらに重さ10トンを超える十字架のパーツを、ミリ単位の精度で接合のため緊迫する現場。変わりやすい天候と重力に立ち向かう職人たちの姿を追う。 ガウディの思想を受け継ぐ建築家たち。サグラダ・ファミリアにささげた職人の人生。そして、100年にわたり受け継がれてきた“完成させる意志”。未完から完成へ、歴史的プロジェクトの到達点として、その貴重な瞬間をNHKスペシャルが迫力の映像で迫る。 なお、同番組の語りは、俳優の中村倫也が務める。
2026/06/10