今年2月末をもって、一時休館することが決まった現・帝国劇場。その歴史と想いを未来へつなぐプロジェクト『帝劇 Legacy Collection』が始動する。このプロジェクトでは、劇場の解体時に発生するさまざまなマテリアルを活用し、特別な商品として開発・販売する予定だ。これにより、劇場の一部が新たな形で生まれ変わり、ファンの手元に残ることとなる。 同劇場は1966年に建築家・谷口吉郎氏の設計により竣工し、半世紀以上にわたり、日本の演劇文化をけん引してきた。東宝が運営するこの劇場は、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『エリザベート』といった大作ミュージカルのほか、『千と千尋の神隠し』『キングダム』『SPY×FAMILY』など、話題作を次々と送り出してきたことで知られる。
2025/02/13