Aぇ! groupの佐野晶哉、俳優の平泉成、佐藤浩市が23日、都内で行われた映画『明日を綴る写真館』（6月7日公開）の完成披露舞台あいさつに登壇した。

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　本作は平泉の79歳にしての初主演映画。オファーについて佐藤は「こんなことを言ってもいいのかどうかわからないけど…」と意味深に前置きすると「まだ我々の若い頃は飲み屋で仕事が決まることがあった。飲んでて『こんど、これやらない？』と」と振り返る。佐藤は「あなた、いたって言っていい？」と舞台上で佐野に生確認し、佐野は「えぇと…。もう言ってるみたいなもんです！」と苦笑いで許可を出し、会場は爆笑に。

　続けて佐藤は「佐野もいたんですけど、秋山さんと一献傾けている時に『今度、平泉さんで映画をやる』と言われたんです。『じゃあ俺も行くよ！』と言って決まりました」と秘話。「現場で成さんが、うれしそうな顔で僕を迎えてくれた。来てよかった、と本当に思いました」としみじみと口にしていた。

　あるた梨沙氏による同名漫画を実写化。平泉は自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマンとして、さびれた写真館を営む鮫島武治を演じる。佐野は鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・五十嵐太一役。企画・プロデュース・監督は、平泉と佐野も出演した映画『20歳のソウル』（22）でメガホンを取った秋山純氏。年齢も考え方もまったく違うが、“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こすさまを描く。

　イベントには、市毛良枝、秋山監督も参加した。