6月6日午前6時に誕生した悪魔の子・ダミアンと、彼をとりまく人々の戦慄の連続死を描き、全世界を恐怖に包み込んだ、ホラー映画の金字塔『オーメン』（1976年）。当時ホラー・ブームの火付け役ともなった同作の前日譚を描いた新作『オーメン：ザ・ファースト』の公開（4月5日）を前に、大のホラー好きだという声優・細谷佳正のナレーションで初代『オーメン』内容を1分で紹介する“紙芝居風”特別動画が解禁となった。

　本作の世界観を象徴するような不穏な音楽にあわせ、頭に“666”のあざを持つ悪魔の子・ダミアンにまつわる恐怖の物語が、レトロタッチなイラストで紹介されていく。

　ナレーションを担当した細谷は「ホラー映画のナレーションは『ブギーマン』と言う作品で初めて参加させていただいて、作っていくのがとても楽しかったので、今回とても楽しみにしていました」とコメント。映像で紹介されている初代『オーメン』については、「『オーメン』は666という獣の数字が印象に残っています。実は海外ドラマ版オーメンに関わらせていただいたことがあって、暗く重い映像と物語で、アフレコスタジオの雰囲気もそれに引っ張られて重かったので、印象に残っています」と縁があったことを明かしている。

　また、「こどもの頃、世界の怪奇現象やモンスター・妖怪について書かれた本を買ってもらって読んだ時、『オーメン』を初めて知りました。歴史のある映画が、今の時代にどんな演出を使って伝わっていくのか？と言うことに期待しています」と話していた。

　最新作は、『オーメン』の“はじまり”の物語。舞台となるのは、イタリア・ローマに位置するとある教会。奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人修練生マーガレット（ネル・タイガー・フリー）が出会ったのは、修道院に預けられた少女カルリータ（ニコール・ソラス）。彼女の周囲ではなぜか人智を超えた不自然な連続死が起こり、その元凶はカルリータにあるとされていた。

　孤立するカルリータに自分の過去をみたマーガレットは、彼女を気に掛けはじめる。そこでマーガレットは偶然にも、恐怖で人々を支配すべく悪の化身を意図的に誕生させようとする、教会の恐るべき陰謀を知ってしまう。暗躍する彼らを阻止しようとするマーガレットだったが、教会に隠された謎を解き明かしていくその先で、さらなる戦慄の真実を目撃することになる。

　マーガレットが知ることとなる身の毛のよだつ衝撃の真実とは？そして、それらの出来事が、どのようにダミアン誕生につながっていくのか？世界を震撼させた“悪魔の子”ダミアン誕生の謎が明かされる。

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