フジテレビと、『インビンシブル』や『ウォーキング・デッド』などの大ヒット・フランチャイズを手がける米国マルチプラットフォーム・エンターテインメント企業のスカイバウンドエンターテインメント（以下、スカイバウンド）と共同で制作するドラマ『HEART ATTACK』の主演に、寛一郎、三浦透子が決定したことが発表された。同ドラマは、フジテレビが制作を主導し、スカイバウンドが全世界に配給。日本では、今秋以降、動画配信サービス「FOD」にて配信予定。

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　原作は、スカイバウンドオリジナルのグラフィックノベルシリーズ 『Heart Attack』。政府が人権を否定するほどの特殊な力を持つ“ヴァリアント”と呼ばれる人々が存在するパンデミック後の世界が舞台のSF作品。異なる背景を持つ若い男女2人の出会い、不条理な世界の中で自由を求める戦い、そこで育まれる愛情を描いた作品。

　『インジャスティス2』や『モータルコンバット』などのゲームで知られるスカイバウンドのクリエイター、ショーン・キッテルセンと、『ハウス・オブ・エル』の画家として高い評価を得るイラストレーター、エリック・ザヴァツキが共同執筆した作品で、世界的に大ヒットしている。

　今回制作されるドラマは、超常的な能力を持ち世間から迫害されているヴァリアントの人々が、“奈落”の集落に隔離され、その奈落をVCU（ヴァリアント犯罪課）という組織が常に監視している近未来の日本が舞台。ヴァリアントが抑圧、権力と闘い、運命的な愛情をスリリングな展開と刺激的な映像演出で描く。

　寛一郎が演じる主人公・ウミン（21歳）は、ヴァリアントだが、VCUのスパイとして活動していた。もう1人の主人公・三浦演じるエマ（23歳）は、インフルエンサーユニット“L”のメンバーとして、日々Makumaという動画配信プラットフォームでヴァリアントに自由と権利を求める動画を配信している。2人はともに少し物が動かせる、手が温かくなるといった微々たる特殊能力しか持っていなかったが、あるチャリティーイベントで出会い、偶然2人の手が触れると…。

　寛一郎は「この作品は僕含め、いろいろな方々のチャレンジや、新しいことが詰まった作品となっています。そしてその全てを合わせて、素晴らしい映像を作り出しています。この作品が世界に飛び立ってくれることに心を躍らせています」とコメント。

　三浦は「「アメリカンコミックスの実写化を日本で、という、とても挑戦的な作品です。頭も身体もいっぱい使って、新しい世界観に必死で食らいついたつもりです。初めて現場に立った時のような、ひりひりする感覚や、ドキドキする瞬間をたくさん味わえた、そんな新鮮な現場でした。自由を奪われた生活の中でも、自分らしく生きる方法を模索し、声を上げ続ける登場人物たちのエネルギーを、皆様にもぜひ体験していただきたいです」と思い入れもひとしおだ。

　監督を務めた丸山健志は「アメコミ原作を日本が舞台でドラマ化しグローバル展開する！そんな新しい座組にワクワクしました。最高のスタッフとキャストが集い、現在撮影中です。寛一郎／三浦透子とともに、強くて新しいものが撮れています。ご期待ください！」とアピールしている。