世界最高峰の映画賞、映画芸術科学アカデミー主催の「第96回アカデミー賞」授賞式が現地時間10日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて行われた。作品賞はクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が受賞。同映画は監督賞、主演男優賞、助演男優賞など7部門を制し、最多受賞となった。

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　今回は、スタジオジブリ・宮崎駿（※崎＝たつさき）監督の『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞に、『ゴジラ-1.0』が日本映画で初めて視覚効果賞に、役所広司主演＆ヴィム・ヴェンダース監督による『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞にそれぞれノミネートされ、『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』のダブル受賞を果たした。視覚効果賞の受賞は、日本映画はもちろんアジア圏の作品としても初となる歴史的快挙となった。

　『オッペンハイマー』は、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門。次いで『哀れなるものたち』が主演女優賞、メイクアップ・ヘアスタイリング賞、美術賞、衣装デザイン賞の4部門。『関心領域』が国際長編映画賞、音響賞の2部門で受賞した。

■作品賞：『オッペンハイマー』
■監督賞：クリストファー・ノーラン（『オッペンハイマー』）
■主演女優賞：エマ・ストーン（『哀れなるものたち』）
■主演男優賞：キリアン・マーフィ（『オッペンハイマー』）
■助演女優賞：デヴァイン・ジョイ・ランドルフ（『ザ・ホールドオーヴァーズ　置いてけぼりのホリディ』）
■助演男優賞：ロバート・ダウニー・Jr.（『オッペンハイマー』）
■長編アニメーション映画賞：『君たちはどう生きるか』
■国際長編映画賞：『関心領域』
■脚本賞：『落下の解剖学』
■脚色賞：『アメリカン・フィクション（原題）』
■視覚効果賞：『ゴジラ-1.0』
■短編アニメーション映画賞：『ウォー・イズ・オーヴァー！インスパイアード・バイ・ザ・ミュージック・オブ・ジョン・アンド・ヨーコ（原題）』
■メイクアップ＆ヘアスタイリング賞：『哀れなるものたち』
■撮影賞：『オッペンハイマー』
■編集賞：『オッペンハイマー』
■長編ドキュメンタリー映画賞：『実録 マリウポリの20日間』
■短編ドキュメンタリー映画賞：『ラスト・リペア・ショップ』
■美術賞：『哀れなるものたち』
■衣装デザイン賞：『哀れなるものたち』
■音響賞：『関心領域』
■作曲賞：『オッペンハイマー』
■歌曲賞：What Was I Made for ? （『バービー』）
■短編映画賞：『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

★『生中継！第96回アカデミー賞授賞式』
＜字幕版＞3月11日（月）午後9：00〜[WOWOWプライム] [WOWOWオンデマンド]
WOWOWオンデマンドでは3月19日（日）午後11：59までアーカイブ配信