俳優の池谷のぶえ(52)が2023年の演劇界の成果を顕彰する『第31回読売演劇大賞』で「芸術栄誉賞」を受賞し、27日に都内で行われた贈賞式に出席した。 『我ら宇宙の塵』(EPOCH MAN)、『無駄な抵抗』(世田谷パブリックシアター)での演技が評価された。壇上で関係各所や観客への感謝を述べると「本来でしたら、ここに立つべきは、きちんとした出自の女優さんがふさわしいと思うんですけど、私は何の演劇的素地のないナンセンスコメディのマイノリティな歴史の劇団を10年やっておりまして、それが解散してからは、1人で放浪の日々を続けております」と笑わせた。 続けて「今回、この受賞をさせていただいたことによって、本当にたくさんの方が見守ってくださっていたんだなと、とても感じることができました」としみじみ。「私のような似たような演劇の道を進んでいる、共感していただける俳優さんの希望ですとか、少しでも励みになればよかったなと思っております」と笑顔を見せた。 最後は「今は、こうして何とか生活をさせていただいておりますけれども、いつまでも演劇が見たくても金銭的に難しかった時代のことが体に染み渡っておりまして。最近、ちょっと劇のチケットが高いなということが気になっております。私も作る側ですので、いろいろなことで、お金がかかるということはわかってるんですけども、せっかく久しぶりに、こんなにたくさんの現役の方が一堂に会すことができたので、何か新しい知恵などが生まれたらなと思います。そういったきっかけの場となれば、またそれもステキかなと思ったりしております」とメッセージ。「何様だという(笑)。締めさせていただきます。今回の芝居に限らず、今まで見てきたお芝居ですとか、携わってきたお芝居の全てがあって今があると思います。全ての演劇たちに感謝したいと思います。ありがとうございました」と結んでいた。 読売演劇大賞は、演劇文化の振興のために1992年に創設。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定する。このほか、新人を顕彰する杉村春子賞や、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。
2024/02/27
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