漫才コンビのミルクボーイ（駒場孝、内海崇）、金属バット（小林圭輔、友保隼平）、デルマパンゲ（迫田篤、広木英介）、ツートライブ（たかのり、周平魂）が25日、大阪・難波八阪神社に紋付袴姿で集結。厳かな雰囲気の中、『漫才ブーム10年間ツアー（2024-2033）』の実施を発表した。

【写真】その他の写真を見る

　『漫才ブーム』は、ミルクボーイが主催する漫才ライブで、金属バット、デルマパンゲ、ツートライブとともに漫才の腕を磨いてきた。今年から実施する「10年間ツアー」は、2033年まで10年間をかけ、47都道府県をめぐる。まず1年目は、抽選により沖縄、香川、三重、青森（順不同）を訪れることが決まった。

　ミルクボーイにとって、漫才をサボっていた時期に『M-1グランプリ』優勝を目指し、奮起のきっかけとなったイベント。内海は「このメンバーのおかげでM-1に優勝できたと言っても過言ではない」としみじみ。駒場は後輩たちを「負けたくない3組」と表現し、これからも枷（かせ）として「漫才を溶かして、体に流し込んでいくような10年にしたい」と精進を誓った。

　後輩たちがバスの車内でツアーをしたいと盛り上がり、ミルクボーイが本気になって実現に至ったという。10年先までのスケジュールが決まったとあって、「M-1チャンピオンの鶴の一声でここまで会社が動くんか！」と驚きの声があがった。

　一方で未来への不安を語るメンバーも。金属バットの小林は「おそらく8年目には惰性でやってる」と想像し、青森での開催について「笑えんぐらいお客さん入らん可能性が…」とボケ。それでも、「漫才ステロイドを体内にぶちこんで、筋肉をつけていきたい」と張り切った。

　ツアー開催にともない、YouTubeチャンネル「ムーブ才漫」も開設。また、10年後にはDVD化されることも前もって発表された。