2022年10月から23年9月に出版された絵本の中で、支持された作品を表彰する『第16回MOE絵本屋さん大賞 2023』の贈賞式が24日、都内で4年ぶりに開催された。『パンどろぼうとほっかほっカー』(第1位)と『パンダのおさじと フライパンダ』(第3位)でW受賞を果たした、柴田ケイコ氏ら受賞者が出席した。 同賞は、絵本とキャラクターを扱う月刊誌『MOE』が、全国の書店・絵本専門店の児童書売り場担当者3000人にアンケートを実施し、もっとも支持された絵本30冊を決定した。 柴田氏は「このような大賞をいただき、ありがとうございます。ずっと応援していただいているパンどろぼうチームの方々、皆さんに御礼を申し上げます」と感謝。「大賞を獲るのは初めてで、シリーズものでいただけるとは思っていなかったので、ご連絡いただいたときは驚きでいっぱいでした」と喜びを伝えた。 続けて『パンどろぼうとほっかほっカー』について「実は、車や自転車など無機質なものを書くのが苦手な分野で初めての挑戦の作品でもありました。苦労した作品が書店員の皆さんがちゃんと見てくれたと思うと、感謝いっぱいです」とにっこり。「シリーズものってだんだんマンネリ化したりする作品が多いのですが、自分も成長している作品だなと思います。私が受賞したというより、パンどろぼうが受賞したというくらい、キャラクターの強さが大切な部分なんだなと改めて思います」と語った。
2024/01/24