『RIZIN』の舞台裏に迫ったオリジナル動画『RIZIN CONFESSIONS』#140が17日、RIZIN公式YouTubeで公開され、昨年大みそかのバンタム級タイトルマッチで前王者のフアン・アーチュレッタを破り新王者になった朝倉海が、RIZINへの熱い思いを語った。

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　前日計量でアーチュレッタが規定体重の61キロを2.8キロもオーバーし、試合の実施そのものが危ぶまれた今回のタイトルマッチ。動画では計量直後から試合当日まで海に密着し、「僕の中ではもう正直、相手が何キロであろうとやるって決めてましたね。そうしないとメンタルが持たなかったです」と本音を吐露した。

　試合1時間前計量で68キロというルールのもとで実施されたこの試合について、海は「大雑把に言うと僕は打撃で勝負。レスリングはしっかりディフェンスする。できるだけ打撃の時間を長くする」と作戦を振り返り、試合中の細かい攻防についても自ら解説。アーチュレッタ攻略に、積極的に勉強してきた“英語”が生かされたことも明らかになった。

　RIZINバンタム級のベルトを巻いた海に対して、海外のUFC挑戦を期待する声が高まっており、本人も試合直後には「海外に挑戦するのか、ベルトを防衛するのか、榊原さんと話したい」と悲願の海外挑戦を改めて希望した。

　試合から数日が経って撮影された今回の動画で、海はファンの声援に感謝しながら「僕はやっぱRIZINに一番恩があるので、僕を育ててくれたのはRIZINなので、そんな不義理とかは絶対にしないし、このRIZINが盛り上がる選択肢も考えたいと思います。感謝の気持は大事じゃないですか。それを忘れたらダメです、絶対。何事においても」と、ベルトを即返上して海外挑戦する可能性を否定した。

　また、この試合は格闘技を休養中の兄・朝倉未来のやる気スイッチを入れることも目指していたが、海のセコンドとして一番近くで見ていた未来は、試合直後に「刺激になりました？」と聞かれると「もちろん」と即答。そして「戻ってきますんで、強い状態で。待っててください」と再起を宣言した。

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