4人組グループ・Sexy Zoneを、3月31日をもって卒業すると発表した中島健人が、9日深夜放送の文化放送『Sexy ZoneのQrzone』（毎週火曜　深0：35ごろ）に出演。グループ卒業についてメッセージを寄せた。

　中島は冒頭で「今このラジオを聞いてくださっているみなさんはすでにご存知かという風に思っております」と切り出し、自身の卒業を報告。「ひとりのアイドル、役者として、自分の目指すべき場所に向かって、自分の力を全力で試してみたいと思い。一瞬にすべてをかけて、さまざまな挑戦をこの会社で新たにスタートしていきたいなと考えています。ドラマだったり、1月のちょうどのこのスタートのタイミングで、みなさんに今の自分をお見せする中での発表となりましたけども、メンバー同士で相談をして、何度もお互いの考えていることだったりを共有しあいながら、今回の答えにいたったという形になります。お互いがお互いの気持ちを理解しあった上での発展的な答えだと受け止めています」と打ち明けた。

　続けて「しっかり前向きに、それぞれが未来を作れるような、とにかくよりお互いがお互いのセンスを認め合えるような決断になったのではないかなと。ちょっと突然の発表となってしまったことに関して、ファンのみなさんを驚かせてしまったと考えていますので、申し訳ないという気持ちであふれているのですが。グループ12年、私もちょうど3月で30歳になるというタイミングで、それぞれが活動の場所を広げていく中で、しっかりと次なるビジョン・考えが生まれてくるんですよね」との胸中を吐露。

　その上で「その中で、より成長するためにどうするべきか、考えるタイミングなんですよね。エンターテインメントという世界で、アイデンティティーを大切にしながら、発展的な未来にするためにはどうするべきか。今回のSexy Zoneの答えは、きのう発表があった通り、次なるフェーズにそれぞれが進んでいくということになったことをご報告させていただきます」と呼びかけていた。

　SMILE-UP.は8日、公式サイトを通じ、Sexy Zoneが3月31付けでグループ名を変更するとともに、「中島は、30歳という節目に、ひとりのアイドルとして、ひとりの役者として、国内外問わず様々な挑戦をしていきたいと思い、新しい道を進むことを決意いたしました」と発表。

　そして「メンバー内で話し合いを重ねた結果、メンバーは中島の意思を尊重し、今回の結論に至りました。改めまして、これまで4人のSexy Zoneを応援していただき、誠にありがとうございます。3月31日までは4人で活動いたしますので、皆様にお楽しみいただけますよう、精一杯努めてまいります」と決意を表明。「新たな道を歩むこととなりましたSexy Zoneと中島健人を、これからもご支援いただけますと幸いでございます」と呼びかけていた。

　Sexy Zoneは2011年11月、シングル「Sexy Zone」でデビューし、オリコンランキング1位を獲得。同年、『ワールドカップバレーボール2011』のスペシャルサポーターを務める。12年2月、初の単独コンサートを開催。13年、『第64回 NHK紅白歌合戦』に初出場。22年12月にマリウス葉が卒業し、現メンバーは佐藤勝利、中島、菊池風磨、松島聡の4人。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。