『コードギアス』シリーズや『ONE PIECE FILM RED』を手掛けた谷口悟朗が、原案・脚本・監督を務めるアニメーション映画『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』が、あす5日より劇場公開される。魔改造された「東京」を舞台に、改造人間となった男、それを追うヤクザ、そして異形の者たちの、壮絶で血みどろな三つ巴の戦いを描いた、最狂バイオレンスアクション。

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　人体実験によって改造人間となったキサラギは、ある組織に追われていた。その組織とは、分断された「東京」の制覇を目論む不死身の吸血鬼集団「不滅騎士団」。さらに、殺された親分の敵討ちを誓うヤクザたちも追っ手に加わり、全てを巻き込んだ大抗争へと発展していく。「元から生きる理由は無いが、コイツらに殺される理由もない──」。改造され、あらゆる武器を仕込まれた身体と自らの特殊な“血”を駆使して、キサラギの地獄の逃走劇が始まる。

　主人公の改造人間・キサラギ役に小野友樹、新宿クラスタに住む少女ルナルゥ役に上田麗奈、ルナルゥの兄クルス役に斉藤壮馬。東京制覇を目論む「不滅騎士団」の戦闘員であるジャミ役を内田雄馬、ララック役をゆきのさつき、ノノック役を倉田雅世、ザンザ役を福山潤、ゼッシュ役を置鮎龍太郎。

　ヤクザの組長ヤオハチ役を中谷一博、キサラギたちの逃走をサポートする逃がし屋のエクア役を大橋彩香、フェレス役を高橋李依、マルテース役を長縄まりあ、アルガ役を速水奨、ウルラ役を三木眞一郎、エム役を日高里菜が務める。そして、「不滅騎士団」の長である転法輪を山寺宏一が演じる。

　主題歌「匿名奇謀」を歌うアツキタケトモは、「『BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-』の世界観をどう自分の音楽に落とし込むかを考えて、浮かんできたのは“Outsider”というキーワードでした。過去に楽曲タイトルにもしたことがありますが、僕は自分の音楽で社会へのなじめなさ、生きづらさ、それとどう向き合って生きていくかをテーマに表現していて、その核の部分がこの作品と共鳴して、今回『匿名奇謀』という楽曲が生まれました。絶望からどうはい上がるか、いやむしろ絶望の中であがいていくのか、そんな絶望の“果て"の物語です。僕の人生にとって初のアニメとのタイアップ、映画とのタイアップ楽曲でもあるので、映画館でどんな化学反応が起きるのか、今から楽しみで仕方ないです」とコメント。

　また、楽曲制作には、ギターで小野武正（KEYTALK）、ベースであきらかにあきら（THE ORAL CIGARETTES）、ドラムで高橋武（フレデリック）が参加しており、日本のバンドシーン屈指の技巧派たちによるテクニカルかつメロディアス、そして激しいロックサウンドな楽曲となっている。

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