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【RIZIN見どころ解説】平本蓮&丈、安保瑠輝也、篠塚辰樹、三浦孝太ら異端児集団「BLACK ROSE」とは?

 あしたの大みそかに開催される格闘技『にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)で、世間からの注目度を集めている異端児集団がいる。平本蓮&丈の兄弟、安保瑠輝也、篠塚辰樹、そして三浦孝太からなる5人グループ「チームBLACK ROSE」の面々だ。

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)篠塚辰樹、安保瑠輝也、平本蓮、平本丈、三浦孝太【撮影:保高幸子】(C)RIZIN FF

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)篠塚辰樹、安保瑠輝也、平本蓮、平本丈、三浦孝太【撮影:保高幸子】(C)RIZIN FF

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 SNSで全方位に過激に口撃しまくり熱狂的なファンにフォローされている平本蓮を中心にしているが、RIZIN初参戦が2人(丈、篠塚)、MMA初挑戦が1人(安保)、そしてプロキャリアまだ3戦(三浦)と、キャリア的にはまだまだ若手ファイターが多く、全17試合が行われる『RIZIN.45』でもほとんどが前半に出場するクラスだ。それでもスタイリッシュな出で立ちとトークスキル、そして圧倒的なカリスマ性で今大会の話題を次々に提供してきた。ここではそんなチームと各メンバーの魅力に迫る。

■“大みそかの主役”に躍り出た個性的すぎるカリスマたち 来年の継続は白紙!?

 このメンバーが最初に集結したのは、12月10日に渋谷で行われ多くのファンを集めた公開形式でのカード発表会見だった。SNSで激しいバトルを繰り広げていた平本蓮vs.YA-MANの因縁の一戦のほか、RIZINデビューとなる篠塚vs.“BreakingDownのエース”冨澤大智、プロデビュー戦にしていきなりRIZIN出場となる平本丈vs.“大みそかのお祭り男”YUSHI、そして安保が久保優太との試合でMMA初挑戦というサプライズが次々と発表されると、詰めかけた若者たちから大声援が何度も巻き起こった。

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本蓮、三浦孝太、安保瑠輝也、篠塚辰樹、平本丈(C)RIZIN FF

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本蓮、三浦孝太、安保瑠輝也、篠塚辰樹、平本丈(C)RIZIN FF

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 この時点ではチーム名は特に発表されていなかったが、この4人にすでに皇治との試合が発表され平本蓮と練習を行っていた三浦孝太も合流し、正式に「BLACK ROSE」が発足。平本兄弟と篠塚が所属する「剛毅會」で安保と三浦も練習に励む姿は、SNSを通じて瞬く間に拡散していった。

 RIZINも大みそか大会へのプロモーションを彼らに託し、渋谷会見の2週間後には真逆とも言える“サラリーマンの聖地”新橋のSL広場でゲリライベントを開催。直前まで場所が公開されなかったにもかかわらず、会場には格闘技ファンはもちろん「何事か?」と足を止めた人も含めてごった返すほどで、チームのメンバーも特製Tシャツをプレゼントするなど、「BLACK ROSE」だけではなくRIZINの告知にも大きく貢献した。

 個人競技である格闘技は、所属ジムという共通点でチームを結成することがあるが、BLACK ROSEはジムもキャリアもバックボーンも超えて、「RIZINを盛り上げたい」という目的でのみ結成された、まさに異例の集団。今後も継続するかは完全に未定で、今回が「最初で最後」の打ち上げ花火になる可能性も大いにある。だからこそ、少しでもこの魅力的なチームが気になる人は、会場かPPVでその戦いをしっかりと目に焼き付け、限定の応援グッズを購入し、ともに戦わないといけない。

 続いて、そんなBLACK ROSEのメンバーそれぞれの魅力を解説する。

平本蓮 (C)ORICON NewS inc.

平本蓮 (C)ORICON NewS inc.

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■平本蓮:日本格闘技界の最重要人物 朝倉未来、そして世界挑戦のため大みそか初勝利へ!

 チームの中心であり、日本格闘技界の最重要人物とも言える男・平本蓮。幼少期からキックボクシングを始め、幼なじみの那須川天心とは小学生の頃からスパーリングを繰り返し、技術を磨いてきた。アマチュア時代は100戦し95勝という恐るべき戦績を残し、2014年11月にはK-1甲子園2014 -65kgの決勝戦で佐野天馬を破り、高校1年生で優勝を果たした。

 その後もK-1で天性の才能を発揮し多数のKO勝利をあげ、武尊とならぶエース候補としての将来が期待されていたが、突然にMMAへの転向を宣言するとRIZINへの参戦を発表。20年大みそかのRIZIN.26で萩原京平相手にデビューするもMMAの強烈すぎる洗礼を受け、なすすべなく敗退。1年以上の研鑽の日々を経て22年3月のRIZIN LANDMARK Vol.2で2戦目に挑むも、現フェザー級王者の鈴木千裕に判定負けした。

 しかし、22年7月の沖縄大会で鈴木博昭に得意の打撃で攻めてMMA初勝利を掴むと、11月には実力者の弥益ドミネーター聡志にも勝利。初の連勝で勢いに乗り今年4月には元王者の斎藤裕と対戦するも、判定1−2で敗退した。一時は気持ちが落ち込むも剛毅會で再び鍛錬を積み、約8ヵ月ぶりの再起戦となる今大会は同じくストライカーのYA-MANと対戦することが決定。

 試合決定会見では、これまでトラッシュトークのターゲットにしていた朝倉未来への思いを吐露。「絶対に朝倉未来と試合がしたいです。だから、YA-MANどうこうじゃなくて、ここを勝って、来年おのずとヤツとの試合が見えてくると思うので。YA-MANも強いと思うし、厳しい試合になるかもしれないですけど、絶対俺のほうが覚悟の違いはあるので絶対に勝ちます。応援お願いします」と意気込みを語った。その試合を実現させるため、チームメイトのため、そして自身の「UFC王者になる」という目標のため、YA-MANを叩き潰す。

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.

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■安保瑠輝也:勢いに乗ったら止まらない男! MMAで最高のポテンシャルを爆発させるか

 第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者。幼少の頃より実弟・安保璃紅とともに空手で数々の実績を残す。小学校5年生の時にK-1を目指しグローブ空手に転向。プロデビューとなった2012年8月のKrushでは平塚大士に黒星を喫したが、16年11月のK-1大会で東本央貴を破るとそこから4連勝を飾る。

 19年6月の両国大会ではゲーオ・ウィラサクレックの持つスーパー・ライト級王座に挑戦し、延長戦に及ぶ接戦の末に判定勝利して悲願のベルトを腰に巻いた。その後もK-1の中心選手として活躍してきたが、22年いっぱいでK-1を離脱し23年5月からRIZINに参戦した。

 初戦のRIZIN.42で元K-1王者のブアカーオ・バンチャメークと対戦し、フルラウンドお互いに打ち合うも引き分けに終わる。9月のRIZIN.44では対戦決定時から舌戦を繰り広げていた宇佐美正パトリックとキックルールで対戦し、二度のダウンを奪い判定勝利を挙げた。その試合後にリングサイドに居た木村ミノルとの対戦をアピールし、大みそかでの試合が決定したが木村のドーピング検査結果が陽性だったため、試合中止となった。

(左から)安保瑠輝也、平本蓮 (C)RIZIN FF

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 そこから流れは急加速し、“悪友”平本蓮と“地獄のプロモーター”榊原信行CEOにMMAに強引に勧誘されて、大みそかに元K-1王者の久保優太とMMAで対戦することが電撃決定。まさかの展開となったが勢いに乗ったら誰も止められない男は、短期間の練習で急激にMMAを吸収し、試合前会見ではいつの間にか「久保にMMAを教える」と上から目線のポジションについた。

 格闘技へのストイックな姿勢とポテンシャル、手足の長いリーチ、そして負けん気の強さはMMA向きという声も多かっただけに、今回の挑戦が来年以降の日本MMAのシーンを一気に塗り替える可能性も高い。RIZIN参戦会見で「MMAは床でゴロゴロしててつまらない」と言い放ち、ブアカーオと引き分けた直後には「自分が間違ってました」と意気消沈していた安保が、果たしてどんなMMAを見せてくれるのか。世界のMMAシーンに最も近い日本人は、もしかしたらこの男なのかもしれない。

三浦孝太 (C)ORICON NewS inc.

三浦孝太 (C)ORICON NewS inc.

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■三浦孝太:黒く輝き始めた“親の七光り”チームの団結力の象徴して、進化を発揮する

 日本サッカー界の象徴と言える存在“キング・カズ”こと、三浦知良の次男。明星学園高等学校を卒業後、プロ格闘家を目指すために進学はせず、宮田和幸のBRAVEに入門。数々の王者を輩出する虎の穴でハードトレーニグを積み、研鑽に励む。

 2021年9月のRIZIN.31のリングに登場し、「誰もが憧れるこの舞台で大晦日デビューさせてもらえることを嬉しく思い感謝しています。大晦日まで準備して素晴らしい試合を届けるので、よろしくお願いします」と、堂々の出撃宣言。以降、「カズの息子、RIZINデビュー」と、多くのマスコミの注目を集める結果となった。

 その大晦日、本来であればブラジルからの刺客との対戦を予定されていたが、オミクロン株の影響により外国人参戦が不可能に。それを受けて対戦相手はYUSHIに変更になり、日本中がどんな戦いを見せるのか熱い視線を送る中、師匠の宮田和幸は「孝太は目立ちたがり屋だから、むしろ注目を浴びた方が力を出しますよ」と太鼓判を押す。そのプレッシャーを力に変えMMAデビュー戦では序盤、スタンドで攻め、グラウンドではフロントチョーク、三角絞め、腕十字とデビュー戦と技を繰り広げた。最後はサッカーボールキックでTKO勝利と衝撃のデビュー戦となった。

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本丈、篠塚辰樹、安保瑠輝也、三浦孝太、平本蓮(C)RIZIN FF

大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本丈、篠塚辰樹、安保瑠輝也、三浦孝太、平本蓮(C)RIZIN FF

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 その後、22年8月にはK-1 MAXで魔裟斗のライバルとして活躍したレジェンド戦士ブアカーオとタイで対戦するという大きな舞台を経験。9月の超RIZINに参戦し、タイ人キックボクサーのブンチュアイ・ポーンスーンヌーンとの2戦目ではアームバーでタップアウト勝利を奪い、進化を見せつけた。3戦目となった今年5月の大会ではMMAデビュー戦となるYA-MAN相手にタックルを決めるも最後はパウンド連打によりレフェリーストップによるTKO負けを喫し連勝ストップとなった。

 2度目の大みそかのリングで対戦するのは、前回同様にMMAに初挑戦するキックボクサー。YA-MANには打撃の圧力に押されて、パンチのラッシュを受けての敗退だっただけに、打撃対策として平本蓮と一緒に練習をするようになり、そのままBLACK ROSEにも加入した。試合前会見では「若い仲間と新しい時代を作っていこうって気合が入っている。だから今回はチームみんなで勝ちたい思いがすごく強いです」と語るように、まさにこのチームの団結力を象徴する存在として、皇治を倒してチームに勢いをつけたい。

篠塚辰樹 (C)ORICON NewS inc.

篠塚辰樹 (C)ORICON NewS inc.

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■篠塚辰樹:格闘技も喧嘩も強いKrush王者 BreakingDownのエースを一蹴しさらなる高みへ

 第8代Krushフェザー級王者。サッカー少年だったが、中学2年生の時に先輩にボクシングに誘われたのがきっかけでボクシングを始める。柏にある高校に進学後はボクシング部に入部。高校2年までの戦績は31戦24勝7敗と大きく勝ち越し、関東大会で優勝、全国大会5位の戦績を残した。しかしその後は高校を辞めてプロを目指しボクシングの名門ワタナベジムに入門。プロボクシングでも3勝(2KO)1敗の成績を残した。

 その後はキックボクシングに転向し、RISEを経てK-1、Krushのリングに戦いの場を移す。21年3月のK‘FESTA.4 Day.1で小澤海斗と対戦し、延長戦で判定勝利を収めた。その後は怪我で長期欠場を余儀なくされたが、約1年3ヶ月ぶりとなった23年3月のKrushで林勇汰を得意のパンチでマットに沈め、7月のK-1両国大会では佑典を延長ラウンドでKO勝利を飾った。10月のKrushで王者・森坂陸のタイトルに挑み判定勝利を挙げ王座獲得に成功。

 RIZIN初参戦となる今大会で、BreakingDownで勢いに乗る冨澤大智をマットに沈めKrush王者の強さを証明する。

平本丈 (C)ORICON NewS inc.

平本丈 (C)ORICON NewS inc.

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■平本丈:BLACK ROSEの一番手 兄貴譲りの強心臓でYUSHIを徹底的にボコす

 兄・平本蓮の影響で5歳よりキックボクシングを習い始める。20年大晦日に蓮がMMAに挑戦した姿に刺激を受けて、自身もMMAに転向を果たす。21年に放送されたABEMAの格闘オーディション番組「格闘 DREAMERS」にエントリーしていたが、事前に行われたPCR検査で陽性が出た為に泣く泣く断念。しかし、その番組の2次オーディションを突破した名津井颯の入れ替え戦に参戦というチャンスを手にすると、1Rにカーフキックを効かせてグラつかせると、タックルを切ってグラウンドコントロールしバックチョークを狙うなど良い動きをみせる。2Rにはシッティングガードの相手をがぶり、最後はアナコンダチョークを仕掛け、完全アウェーの中で勝利を掴み取った。

 最終審査に飛び級で参加すると、同じくストライカーの鈴木崇矢との対戦が決定。1・2Rと相手にテイクダウンを許し、2R終了時には試合前から怪我していた左足が動かなくなり棄権。その後も兄と共にMMAの練習に励み、23年3月のGLADIATORで約2年振りの復帰、そしてアマチュアMMAデビューを果たした。1R対戦相手の飴山聖也に三日月蹴りをヒットさせるも、相手の片足タックルからの離れ際でバランスを崩したころに左フックがヒットしKO負けを喫した。

 しかし、その悔しさをバネに再び猛練習を重ね、今大会のYUSHIの対戦相手としてRIZIN初出場のチャンスを掴む。プロデビュー戦となる今大会の第1試合で得意のハイキックを決め勝利を掴み、兄やチームメイトに勝利のバトンをつなぎたい。

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  • 大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)篠塚辰樹、安保瑠輝也、平本蓮、平本丈、三浦孝太【撮影:保高幸子】(C)RIZIN FF
  • 平本蓮 (C)ORICON NewS inc.
  • 安保瑠輝也 (C)ORICON NewS inc.
  • 三浦孝太 (C)ORICON NewS inc.
  • 篠塚辰樹 (C)ORICON NewS inc.
  • 平本丈 (C)ORICON NewS inc.
  • 大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本蓮、三浦孝太、安保瑠輝也、篠塚辰樹、平本丈(C)RIZIN FF
  • 大みそか『RIZIN.45』の主役・BLACK ROSE(左から)平本丈、篠塚辰樹、安保瑠輝也、三浦孝太、平本蓮(C)RIZIN FF
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  • (左から)安保瑠輝也、平本丈、平本蓮、篠塚辰樹(C)RIZIN FF
  • (左から)安保瑠輝也、平本丈、平本蓮、篠塚辰樹、RIZIN榊原信行CEO(C)RIZIN FF
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