俳優・松本穂香が主演を務め、藤原季節が共演する、読売テレビ・日本テレビ系3週連続スペシャルドラマ『自転しながら公転する』（毎週木曜　後11：59〜深0：54）の最終話が、きょう28日に放送される。それに先立って、見どころと場面写真が公開された。

　2021年に亡くなった直木賞作家の山本文緒さんが手がけた最後の長編小説を実写化。主人公は、30歳独身で契約社員の与野都（よの・みやこ／松本）。憧れだった東京を離れ、地元・茨城に戻ってきて悶々と過ごす日々で出会ったのは、優しいが経済的に不安定なアルバイト店員の羽島貫一（はしま・かんいち／藤原）だった。

　第3話は、都と貫一が互いの思いをぶつけ合う場面から始まる。意を決して、貫一に一緒に暮らさないかと提案した都だが、貫一からは「よく考えた方がいい」と言われてしまう。中卒の貫一は、都の両親から結婚を反対されると思っていたと言い、いつも「これが最後かもしれない」と思いながら都と会っていたというのだ。

　煮え切らない態度の貫一に対して都の想いが爆発する。そんな中、貫一のもとへ恩人の危篤の知らせが入る。2人で向かうことになるが、その道中に起きるトラブルが都と貫一の関係を引き裂く。自身の環境も大きく揺れ動いていく都が、幸せを求めて行き着く先とは。