アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里（22）が、きのう24日正午からきょう25日正午までメインパーソナリティーを担当したニッポン放送『第49回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』完走記者会見に出席。ラストには涙もこぼれた24時間の生放送を終え、完走した思いを語った。

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　「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」は、目の不自由な人が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーン。1975年からスタートし、毎年11月1日から翌年1月31日までの3ヶ月間に渡って展開される。チャリティへの関心が高まるクリスマスイブの12月24日正午から翌25日クリスマスの正午までニッポン放送ゆかりの人物をメインパーソナリティーに迎えて、毎年24時間のチャリティ生放送を行っている。

　24時間の生放送を終えた久保は、「久しぶりにリスナーさんの顔を見ることができたり、たくさんのゲストの方が来てくれたり、たくさんの方の力をお借りできたことで、（24時間の生放送が）『大変だな』とか、『乗り切れるかな』と思ったことはなく、24時間が本当にあっという間だった」と振り返った。

　24時間生放送の最後を飾る「大エンディング」では、オープニングにも参加し「Believe」を歌った筑波大学付属視覚特別支援学校の児童たちと、久保が「旅立ちの日に」を合唱。歌唱中から最後のあいさつにかけて、涙がこぼれてしまう場面もあったが、その理由を久保は「正直、25日になってからは、少しでも気を抜いたら涙が出そうになる瞬間が数えられないくらい何度もあった」といい、「何とか役目を果たすまでは…という思いでずっと耐えていたんです」と打ち明けた。

　そんな中、以前久保が視覚特別支援学校に足を運んだ際に児童たちから「音の出る信号機」を必要とする“願い”を聞いていたそうで「音の出る信号機が増えていけば、どんどん新しいところに行く機会も増えるだろうし、怖い思いをせずとも、いろんな地に足を運べるようになるんじゃないかなという思いを、みんなの歌声を聞いていたら思い出してしまってうるっときてしまいました」と耐えていた涙があふれてしまったと明かした。

　最後に「目の不自由な方にとって、音の出る信号機の大切さだったり、それが今は足りてないっていう現状をお伝えしてきた24時間でしたけれど、やっぱりある日を境に急激に現状が変わることはなくて、積み重ねで少しずつ住み良い社会に変わっていくものだと思う」と話し、「今年で49回目を迎え、来年は50回目を迎える『ミュージックソン』がここまで続いている意味や意義を、この24時間で伝えられていたらいいなと思いますし、いろんな方が考えるきっかけになったらうれしいなと思います」と伝えた。そして笑顔で「ぜひまた機会があればやりたいです！」と来年への意気込みも語っていた。

　今年のキャンペーンおよび募金は2024年1月31日まで受け付けている。