お笑いコンビ・スーパーマラドーナが18日、自身のYouTubeチャンネルを更新。来年3月をもって解散することを発表した和牛ついて、率直な思いを語った。

　田中が「衝撃的に和牛の解散がありましたけど。まったく知らなかったので、びっくり。（川西賢志郎と仲良かった？）ちょっと前ですかね。最近はあんまりしゃべってないですね。ひとりでいることが多くて、楽屋で会って軽く話す」と明かすと、武智も「出番前にずっとひとりで練習しているから、ちょっと声かけにくいなと…」と川西のストイックな一面を紹介した。

　武智が続けて「僕らは、2008年ぐらいから一緒にやっていると考えたら15年くらい。賞レースも一緒に戦ったし。M-1もTHE MANZAIも戦って。M-1なんかは、もうはるか遠くに行っちゃいましたけど。向こうは人気出て、3年連続準優勝という快挙も果たして。方や、オレらは準優勝もできず、成績に差がありすぎましたけど。この芸歴で（解散）する？」と呼びかけた。

　武智の思いは止まらず「いやーもったいない。NGKのトリ取れてたで。取ってたし、最近。和牛とか銀シャリとか。それだけにちょっと…っていうのはあるな。何がそこまでそうさせているのか、わからないけど」と思いをめぐらせ「（コンビとして舞台で漫才を披露した）最終日の前の日か。一緒やってん。岡本社長も見に来ていた、袖で。たぶん、社長は知ってはるから、最後目に焼き付けとこうっていうことで」と明かした。

　田中も当時を振り返り「川西（賢志郎）くんに『きょうやった漫才、めちゃくちゃ面白かったな!』って言ったら、『ありがとうございます！』ってニコニコしていて。これを突き詰めていくんやなと思っていたら解散って」としみじみ。武智は「水田からネットニュースになる1時間くらい前に連絡きて、解散しますと。何が原因なんって聞いたら『コンビ関係が壊れていまして』っていう言い方をしていました。同じ時代を生きてきて、同じ賞レースを戦ってきた仲としては…ね。銀シャリ橋本も言っていましたけど、戦友ですからね。それぞれがそれぞれの道を歩くことになると思いますけど。オレらの手助けもいらんと思うけど、もしいりそうやったら、全力でできることがあったらしますし、あとは見守るしっていう」と語っていた。

　和牛は、NSC大阪校26期の水田信二（43）と川西賢志郎（39）が2006年に結成。関西で頭角を現すと、『M-1』では2015年〜19年に5年連続ファイナリストとなった。優勝候補に毎年挙げられ、16年〜18年に3年連続2位。王者にこそなれなかったが、その漫才は高く評価されてきた。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」