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有働由美子『news zero』来年3月卒業 後任は藤井貴彦アナ 『news every.』はダブルメインキャスターに

 日本テレビ系夜の報道番組『news zero』(月〜木 後11:00、金曜 後11:30)で2018年10月からメインキャスターを務める有働由美子キャスター(54)が、2024年3月をもって番組から卒業することが14日、発表された。後任は、藤井貴彦アナウンサー(52)が務める。また、藤井アナがメインを務めていた同局系報道番組『news every.』(月〜金 後3:50)は、鈴江奈々アナウンサー(43)と森圭介アナウンサー(45)のダブルメインキャスターとなる。

有働由美子キャスター(C)日本テレビ

有働由美子キャスター(C)日本テレビ

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 有働キャスターは「2018年にNHKを辞めてから民放で初めて仕事をさせていただいたのが『news zero』でした。特に印象的なのは、戦地ウクライナでの取材です。国の正義のために死を覚悟すべきか、ひとつ限りの命を自分のために生きるべきか、悩み苦しむ市民のさまざまな本音を聞きました。戦争というのは始まってしまえば、いや戦争に向かい始めたら、止めるのは非常に難しくなる。平時の報道の大切さを心深く刻みました」と回想。「私が『news zero』を担当したこの5年あまりの間、取材先や現場で驚くほどたくさんの若い視聴者の方々に『zero』を見てもらえている実感があり、その声から私自身が新しい視点や刺激をもらっていました」と続けた。

 「そして気づけば現在54歳!次の新たなことにチャレンジするときは今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたび 『news zero』が快く送り出してくれることになりました」と報告。「実績と安定の藤井貴彦アナウンサーにしっかりとバトンを渡せるよう残された『news zero』の時間をスタッフ、出演者とともに全力で走り切ります!どうぞ引き続き、今夜も『news zero』にお付き合いください」と呼びかけた。

 後任の藤井アナは、先日発表された「好きな男性アナウンサーランキング」(ORICON NEWS)で1位に輝き、『news every.』のメインを14年間務める“日本テレビ史上最長の夕方の男”。初の夜番組担当となる。

藤井貴彦アナウンサー(C)日本テレビ

藤井貴彦アナウンサー(C)日本テレビ

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 藤井アナは「このたび、有働キャスターからバトンを受け『news zero』を担当することになりました。この先も『every.』で皆さんにお会いしたいと思っていましたが、新たな一歩を踏み出すことにしました。今回、期せずして目の前に道が広がりましたが、有働さんからバトンを受ける来年4月は私にとって、アナウンサー生活30年の節目となりますし、『news every.』も15年目のスタートを迎えます。これはまさに『転機』なのではないかと考え、大役ではありますが舞台を『zero』に移すことに決めました」と説明。「一方で、私にとって『news every.』での日々はあと3ヶ月。ご覧いただいている皆さまへの感謝をぎっしり詰め込んで『news every.』をお届けします。引き続きよろしくお願いいたします」と気を引き締めた。

鈴江奈々アナウンサー(C)日本テレビ

鈴江奈々アナウンサー(C)日本テレビ

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 引き続き『news every.』を担当する鈴江アナは「気候変動や急速に進む少子高齢化。この先ますます生きにくい社会になるのではと、子育てをしながら心配になります。世界も、地球も変化している中で、私たちも変わることが求められています。知ることが変わることの第一歩。今何が起きているのか丁寧にお伝えし、誰かの暮らしが少しでも良くなるように。誰かのチャレンジを後押しできるように。そんな前向きなきっかけづくりができる番組を目指していきます」と改めて思いを語り、「藤井キャスターから学んだ『とことん寄り添う姿勢』を大切に、心を込めてニュースをお届けします。どうぞ、よろしくお願いします」と力を込めた。

森圭介アナウンサー(C)日本テレビ

森圭介アナウンサー(C)日本テレビ

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 新たに『news every.』に加わる“モリスケ”こと森アナは「これまで『スッキリ』『ZIP!』と15年間、1日の始まりの時間にお邪魔してきました。そんな私にとって、夕方の報道番組は全くの未知の世界。これから受け取る『news every.』というタスキには、先輩の汗と言葉が染み込んでいて、決して軽いものではありません。だからこそ、覚悟と責任を胸にスタートラインに立つつもりです」とコメント。「みなさんにとって、いい1日でも、そうでなかった1日でも、きょうを振り返り、あしたが少しでもよくなるお手伝いができればと思っています。夕方のお忙しい時間をご一緒できたらうれしいです」と伝えた。

【プロデューサーコメント】
■田口舞氏(『news zero』)
ロシアによる侵攻から半年、空襲警報が鳴り続けるウクライナ。有働キャスターは、東部ハルキウから避難してきた親子へのインタビューで涙ぐみました。「取材者としてあるまじきこと」と話していましたが、理不尽な運命に翻弄され、先の見通せないウクライナの人たちを自分の家族のように想い、寄り添う。有働さんの優しさ、温かさがにじみ出た取材となりました。

現場で生きる人たちの「呼吸」を誰よりも深く感じとり、その「思い」を番組を見てくださる方々とつなぐことができる唯一無二の存在が「有働由美子」というキャスターだと思っています。その有働さんと一番近くで仕事をし、議論を重ねて番組作りができたことは本当に刺激的な毎日でした。「もうzero何やってるのー!」と有働さんからお叱りを受けないよう「藤井貴彦アナウンサーとの第3章」も気を引き締めて進んでまいります!

■小江翼氏(『news every.』)
番組開始の2010年以来、誰からも愛され信頼される『every.』ブランドを積み上げてきた藤井貴彦アナウンサー。そのイズムをどう受け継ぐのか。答えがこの2人の起用でした。まっすぐな正義感を持つ鈴江アナの芯の強さと、あらゆることに興味を持つ森アナの視野の広さとを使って、さらに報道番組として世の中にしっかりとお役に立てる存在を目指します。東日本大震災や新型コロナなどを乗り越えてきた10年、その先を照らせるメインキャスターとともに次の10年へ踏み出します。

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