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【RIZIN】格闘家デビューから2年、三浦孝太の現在地「面白い人生を歩めている」大みそかに皇治と対戦【インタビュー】
大みそかに行われる『RIZIN.45』（さいたまスーパーアリーナ）で、MMAデビューする皇治（34）との対戦が決定した、三浦孝太（21）。2021年の大みそかで鮮烈なデビューを飾ってから早2年、キャリアも性格も全く異なるスター選手を相手に自身の成長した姿を見せるべく、激しい練習に取り組んでいる。
サッカー元日本代表の三浦知良選手の息子として世間的に高い注目を集めているが、その素顔は自身の境遇をポジティブに受け入れながら、大好きな格闘技で強くなるためにひたむきに取り組んでいる21歳の若者だ。ORICON NEWSでは、対戦カード発表会見直後の三浦孝太にインタビューを敢行。「小さい頃から見ていた」という皇治と対戦する意気込み、そして今年5月に対戦したYA-MANや『FIGHT CLUB』を一緒に観戦した平本蓮など、先輩ファイターへの思いを聞いた。
■皇治戦オファーは「マジか」と驚くも、即答で「やります！」
――RIZINでの試合は5月の『RIZIN.42』のYA-MAN戦（1ラウンドTKO負け）以来となりますが、どのように過ごされてきたのでしょうか？
三浦 7月にタイでキックボクシングの試合があったので、YA-MAN戦が終わってからすぐにキックの練習をして、それが終わってから体のケガやダメージを回復させていました。大みそかの試合が決まる前からちょっとずつ準備は再開できていますし、会見で皇治選手と対面して一気にボルテージが上がってきた感じです。
――今年の大みそかでプロデビューしてから2年が経ちますが、振り返ってみてどんな2年間でしたか？
三浦 ファイターとしては格闘技の難しさを知りつつ、楽しい部分もどんどん知ることができています。それ以上に、自分のなかでいろんな非現実的なことがたくさん起こっていって、ようやく最近ちょっとずつ慣れていくことができました。急にタイで人気が出て向こうでブアカーオと試合をしたり、CMが決まったり、本当にいろいろあって面白い人生を歩めているかな（笑）。
――日本のファンにはあまり伝わっていないですが、タイでの孝太選手の人気ってすごいんですよね？
三浦 自分で言うのも変ですけど、タイではすごい忙しくさせてもらっていて、また来週に行っていろんなお仕事をさせていただきながら、向こうのジムでの練習で追い込んできます。
――大みそかの『RIZIN.45』ではMMAデビューとなる皇治選手との対戦が決定しました。この試合のオファーを聞いた最初の感想は？
三浦 皇治選手はずっと見てきた選手なので「マジか」と最初は思いましたが、大みそかはオファーがあったら絶対に出ると決めていたので、コーチの宮田さんから聞いたときは「やります！」と今までの試合で一番早く返事をしました。
――皇治選手に対する印象は？
三浦 本当にタフで体が強いファイターですし、いろんな面でプロフェッショナルです。プロとしてカッコいいし、見せ方を含めて自分のブランディングを作るのが上手なので、すごいなと思っています。
――前回のYA-MAN戦に敗れた直後は「格闘家としての経験の差を感じた」とおっしゃっていましたが、皇治選手はさらに経験が豊富です。その差を埋めるためには、何が必要になるでしょうか？
三浦 何が必要というか、どんどん自分が経験を積んでいかないと差は埋めていけないので、積極的にチャレンジしていくのみです。今回の試合に関しては、キャリアの差を潰すような作戦も考えているし、前回の試合でやろうと思ったけど見せられなかったものがめちゃくちゃあるので、それを見せようかと考えています。
――ストライカーの皇治選手に対して、グラウンドの展開に持ち込みたい？
三浦 自分がテイクダウンに行くってみんなイメージしていると思いますが、自分の中でそれじゃつまらないと思うし、前回ももっといろいろやってみれば良かったことがあるので、今回はそれをやってみようかなと。自分の人生なので、とにかく後悔をしたくないんです。
■朝倉未来のKO負けは「難しい感情になりました」平本蓮とも交流を深める
――YA-MAN選手との試合直後には、一緒に練習している姿がYA-MAN選手のSNSで公開されていましたね。
三浦 はい、打撃を教えていただきました。お互いの試合があったので練習が継続はできていないのですが、一度試合をした方なので、陰ながらYA-MAN選手を応援させてもらっています。
――そのYA-MAN選手と朝倉未来選手が対戦した『FIGHT CLUB』は、会場で観戦している姿が平本蓮選手のSNSで紹介されていました。あの一戦の感想は？
三浦 自分が戦ったYA-MAN選手が勝ってうれしい気持ちもあったのですが、朝倉選手が負けたという結果や負け方も含めて、ちょっと残念というか悲しい気持ちもありました。改めて朝倉選手の人として、ファイターとしてのすごさも知ったというか、負けたことで世間的にも悲しい気持ちになる選手って、なかなかいないじゃないですか。あとは自分として「朝倉未来vs.平本蓮」って見たい試合だったし、そういういろんなワクワクが朝倉選手にはあると思っていたので、あんな負け方をまだ見たくなかった。もちろん勝ったYA-MAN選手が強かったですし、さすがだなって思う気持ちもありましたが、いろいろ難しい感情になりましたね。
――ちなみに、平本選手とも会話を？
三浦 ちょっと話をさせていただいて、すごいカッコいいなと思いました。自分が格闘技を始めたころに、平本選手がジムに練習に来ていたことがありましたし、自分が中学生くらいにK-1をけっこう見ていたときに活躍されていた選手なので、勝手に応援させてもらっていました。RIZINという舞台で面識ができて、いろいろお話をさせてもらって、やっぱりいろんな魅力を感じる選手です。
――平本選手からトラッシュトークを学んでいきたい？
三浦 自分にはできないスタイルなので（笑）、だからこそ見ていて面白いですよね。例えばちょっと思ったことがあったときに、平本選手がもう全部言ってくれてたりするので、すごいなって驚いています。
――最後に、皇治戦後の来年以降のプランを教えてください。
三浦 いまはタイでいろいろ活動させてもらっているので、アジアを含めて世界的にどんどん出ていきたいと思うし、いろんな国で試合をしてみたいです。そのためにも、負けたままでは今年は終われないので、いい形で勝って来年を迎えたいです！
●『RIZIN.45』決定カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・階級未定
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
◆出場予定選手
鈴木千裕、平本蓮、YA-MAN、安保瑠輝也、元谷友貴
●チケット一般発売中。PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEｍスカパー！にて。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
サッカー元日本代表の三浦知良選手の息子として世間的に高い注目を集めているが、その素顔は自身の境遇をポジティブに受け入れながら、大好きな格闘技で強くなるためにひたむきに取り組んでいる21歳の若者だ。ORICON NEWSでは、対戦カード発表会見直後の三浦孝太にインタビューを敢行。「小さい頃から見ていた」という皇治と対戦する意気込み、そして今年5月に対戦したYA-MANや『FIGHT CLUB』を一緒に観戦した平本蓮など、先輩ファイターへの思いを聞いた。
■皇治戦オファーは「マジか」と驚くも、即答で「やります！」
――RIZINでの試合は5月の『RIZIN.42』のYA-MAN戦（1ラウンドTKO負け）以来となりますが、どのように過ごされてきたのでしょうか？
三浦 7月にタイでキックボクシングの試合があったので、YA-MAN戦が終わってからすぐにキックの練習をして、それが終わってから体のケガやダメージを回復させていました。大みそかの試合が決まる前からちょっとずつ準備は再開できていますし、会見で皇治選手と対面して一気にボルテージが上がってきた感じです。
――今年の大みそかでプロデビューしてから2年が経ちますが、振り返ってみてどんな2年間でしたか？
三浦 ファイターとしては格闘技の難しさを知りつつ、楽しい部分もどんどん知ることができています。それ以上に、自分のなかでいろんな非現実的なことがたくさん起こっていって、ようやく最近ちょっとずつ慣れていくことができました。急にタイで人気が出て向こうでブアカーオと試合をしたり、CMが決まったり、本当にいろいろあって面白い人生を歩めているかな（笑）。
――日本のファンにはあまり伝わっていないですが、タイでの孝太選手の人気ってすごいんですよね？
三浦 自分で言うのも変ですけど、タイではすごい忙しくさせてもらっていて、また来週に行っていろんなお仕事をさせていただきながら、向こうのジムでの練習で追い込んできます。
――大みそかの『RIZIN.45』ではMMAデビューとなる皇治選手との対戦が決定しました。この試合のオファーを聞いた最初の感想は？
三浦 皇治選手はずっと見てきた選手なので「マジか」と最初は思いましたが、大みそかはオファーがあったら絶対に出ると決めていたので、コーチの宮田さんから聞いたときは「やります！」と今までの試合で一番早く返事をしました。
――皇治選手に対する印象は？
三浦 本当にタフで体が強いファイターですし、いろんな面でプロフェッショナルです。プロとしてカッコいいし、見せ方を含めて自分のブランディングを作るのが上手なので、すごいなと思っています。
――前回のYA-MAN戦に敗れた直後は「格闘家としての経験の差を感じた」とおっしゃっていましたが、皇治選手はさらに経験が豊富です。その差を埋めるためには、何が必要になるでしょうか？
三浦 何が必要というか、どんどん自分が経験を積んでいかないと差は埋めていけないので、積極的にチャレンジしていくのみです。今回の試合に関しては、キャリアの差を潰すような作戦も考えているし、前回の試合でやろうと思ったけど見せられなかったものがめちゃくちゃあるので、それを見せようかと考えています。
――ストライカーの皇治選手に対して、グラウンドの展開に持ち込みたい？
三浦 自分がテイクダウンに行くってみんなイメージしていると思いますが、自分の中でそれじゃつまらないと思うし、前回ももっといろいろやってみれば良かったことがあるので、今回はそれをやってみようかなと。自分の人生なので、とにかく後悔をしたくないんです。
■朝倉未来のKO負けは「難しい感情になりました」平本蓮とも交流を深める
――YA-MAN選手との試合直後には、一緒に練習している姿がYA-MAN選手のSNSで公開されていましたね。
三浦 はい、打撃を教えていただきました。お互いの試合があったので練習が継続はできていないのですが、一度試合をした方なので、陰ながらYA-MAN選手を応援させてもらっています。
――そのYA-MAN選手と朝倉未来選手が対戦した『FIGHT CLUB』は、会場で観戦している姿が平本蓮選手のSNSで紹介されていました。あの一戦の感想は？
三浦 自分が戦ったYA-MAN選手が勝ってうれしい気持ちもあったのですが、朝倉選手が負けたという結果や負け方も含めて、ちょっと残念というか悲しい気持ちもありました。改めて朝倉選手の人として、ファイターとしてのすごさも知ったというか、負けたことで世間的にも悲しい気持ちになる選手って、なかなかいないじゃないですか。あとは自分として「朝倉未来vs.平本蓮」って見たい試合だったし、そういういろんなワクワクが朝倉選手にはあると思っていたので、あんな負け方をまだ見たくなかった。もちろん勝ったYA-MAN選手が強かったですし、さすがだなって思う気持ちもありましたが、いろいろ難しい感情になりましたね。
――ちなみに、平本選手とも会話を？
三浦 ちょっと話をさせていただいて、すごいカッコいいなと思いました。自分が格闘技を始めたころに、平本選手がジムに練習に来ていたことがありましたし、自分が中学生くらいにK-1をけっこう見ていたときに活躍されていた選手なので、勝手に応援させてもらっていました。RIZINという舞台で面識ができて、いろいろお話をさせてもらって、やっぱりいろんな魅力を感じる選手です。
――平本選手からトラッシュトークを学んでいきたい？
三浦 自分にはできないスタイルなので（笑）、だからこそ見ていて面白いですよね。例えばちょっと思ったことがあったときに、平本選手がもう全部言ってくれてたりするので、すごいなって驚いています。
――最後に、皇治戦後の来年以降のプランを教えてください。
三浦 いまはタイでいろいろ活動させてもらっているので、アジアを含めて世界的にどんどん出ていきたいと思うし、いろんな国で試合をしてみたいです。そのためにも、負けたままでは今年は終われないので、いい形で勝って来年を迎えたいです！
●『RIZIN.45』決定カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・階級未定
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
◆出場予定選手
鈴木千裕、平本蓮、YA-MAN、安保瑠輝也、元谷友貴
●チケット一般発売中。PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEｍスカパー！にて。
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2023/12/02
