映画『ホーム・アローン』（1990年）が、日本テレビ系金曜ロードショー（毎週金曜　後9：00）でクリスマスシーズンの22日に放送される。

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　本作のメガホンを取ったのは、のちに「ハリー・ポッター」シリーズを監督することになるクリス・コロンバス監督。24歳の時に『グレムリン』の脚本を書き、製作総指揮のスピルバーグ氏が「驚異の天才」と絶賛した。翌年、スピルバーグ氏の元でアドベンチャー映画『グーニーズ』の脚本を務めた。その後、監督として『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』『ミセス・ダウト』と次々に、コメディー映画を大ヒットさせた。

　『ハリー・ポッターと賢者の石』では“監督オーディション”で見事に監督の座を射止めたコロンバス監督。その際「今まで監督や脚本家をやってきたのは、すべてハリー・ポッターのための準備期間だった」と発言した。

　コロンバス監督は子役の魅力を十二分に引き出す才能にかけては右に出るものがいないともいわれる。映画の撮影現場で、テンションが上がりっぱなしの子どもたちに怒ることもなく、いつも話を聞いてあげるそう。『ホーム・アローン』などで培った経験により、子どもの才能が引き出され、名作が生み出されている。『ホーム・アローン』に登場するアイデアたっぷりの“カラクリ”やコメディータッチな子どものしぐさなど、「ハリー・ポッター」シリーズのエッセンスがたくさん詰まっている。

　また、全米ではクリスマス映画として公開されたが、日本では1991年7月に全国一斉公開された。そして、この年は映画が大豊作。日本で公開された映画は『トータル・リコール』『ターミネーター2』『ゴッドファーザーPART III』『羊たちの沈黙』『シザーハンズ』『ミザリー』『リトル・マーメイド』『おもひでぽろぽろ』『大誘拐』『天河伝説殺人事件』『ゴジラVSキングギドラ』『12 人の優しい日本人』『釣りバカ日誌4』『男はつらいよ 寅次郎の告白』などなど、洋画から邦画、大作から名作まで目白押し。大作ひしめく中、『ホーム・アローン』は『ターミネーター2』に次ぐ2 位の配給収入を記録した。

【『金ロー』今後の放送ラインナップ】
12月1日『プリンセスと魔法のキス』（本編ノーカット）
8日『ズートピア』（本編ノーカット）
15日『メアリと魔女の花』（本編ノーカット）
22日『ホーム・アローン』