俳優の市村正親（74）が27日、第12回「岩谷時子賞」を受賞し、都内で行われた授賞式に登壇した。昨年、自身と同じホリプロに所属し俳優として活動する長男・優汰（15）についてアドバイスなどは「しません」ときっぱり。「親の意見は子どもはきかないものですよ」と笑った。

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　「外で向こうの演出家さんや振り付けの方のことをよく聞くように、と言っています」とし、芸の継承などもないそう。一方で「僕と同じで気遣い。なにかいうと笑わせようとするのが玉に瑕。一生懸命やっております」と親心をみせた。

　同賞は音楽文化の向上・普及のために、その活動において功労のあった人物・団体を表彰。奨励賞に知念里奈、岩谷時子 Foundation　for Yourthに平石英心リチャード（ヴァイオリニスト）、特別賞の音楽家・渡辺貞夫は欠席となった。

　囲み取材で同席したリチャードには「うちの息子と同じくらいの年齢。身長もこれくらい、上から親を見下ろして。すばらしい曲を聞いて…すごかった。もっともっとよくなる。人生を踏んでいくと。いい人生を送ってね」と優しく言葉をかけた。

　ちなみに、受賞者には300万円が贈られるが以前、特別賞を受賞した市村は「今回は賞金がすごくあがってるのでうれしいな」とニヤリ。賞金の使い道を聞かれると「子どもたちが楽しみにしてる。クリスマスも近いし…そう（子どもたちに使うことに）なるでしょう」と子煩悩な一面ものぞかせていた。